二輪車安全運転大会攻略・ブロックスネーク簡単通過方法
オープニング
さて、今回はあの難関「ブロックスネーク」を攻略するにゃ!
わーい!出番だ出番!!
…で、なんであたしたちまでやるんだよ!
いいじゃないの。
どうせヒマなんだから。
なんだか思いっきりストレートですね…
じゃあ、早速準備に取り掛かるにゃ!
こ…このためか!!
なんて重労働させやがるんだ!
これは…モルタルですか…!?
※実際、女の子4人ではこんなに楽にはいかないです
準備の段階そのものが難関なのにゃ!
あれ…?これって実技要領の資料と、反対じゃないですか?
あらー…大変だったのにね
反対よ。
最初は左ってなってるわ
※兵庫県大会は左からです
がーん!!
やり直しだよ…
このクチだけネコ!ちゃんと指示しろ!!
ネコは人間が見る景色が左右反転して見えるんだにゃ
(うそです)
ブロックスネークとは…
所見から、いかにも難しそうな雰囲気を漂わせる「ブロックスネーク」。実際、県大会での成功率はかなり低く、参加者さんたちを大いに苦しめる課題のひとつです。一本橋のバランス技術と、波状路の段差走破技術の両方の技術を要求される、いかにも難関という名にふさわしい課題。しかも全国大会の基準とされるタイムは「9秒~11秒の間」で終わらせなければならないため、早すぎても遅すぎても減点される、バランスのみならず体内時計まで集中しなければなりません。しかし、2019年の全国大会の課題から姿を消しました。準備が大変だったからかも知れませんね。これによって、ほっとした挑戦者も多いんじゃないでしょうか?
一本橋を、さらに難しくした課題ですね…。
こんなの、クリアできるんですか?
うわー!なにこれ?楽しそう!!
アスレチックみたい。
陸上自衛隊の訓練場にあるやつに見えないこともないわね…
あたしは、こんな低速のやつ、いやだ!
せっかく準備したんだから、どんどんチャレンジするんだにゃ。
当然、後片付けもせにゃ、だめにゃ。
気を付けること。
最後が素になってますよ…
減点項目について
資料の文字が小さいので、改めて説明いたします。
・停止時の右足ささえ…5点
・エンスト1回につき…5点
・片足ばなれ…5点
・基準タイム未満…20点
・両足ばなれ…10点
・足つき・脱輪…40点
・安全不確認…20点
・指示違反・転倒…40点
わわっ!ペナルティだらけ!!
そうか…タイム勝負ではなく、減点方式の勝負になるのか
純粋にタイムを競うジムカーナとは違い、持ち点から減点されていく方式だから、ジムカーナライダーにはペナルティ項目がとても多く感じるかもね。
ここでは、兵庫県の課題基準で説明していくにゃ。
【かすみのワンポイント】
なお、ライディングは着座でもスタンディングでも、どちらでもかまいません。でもどちらかと言えば、スタンディングをおススメしますよ。前輪のライン取りがカギになるからです。そこがよく確認が可能なスタンディングなら、それほどの苦労をしなくても通過できると思います。(後述)
絶対にやってはいけないこと
…脱輪ですね。
ブロックスネークは沢山の挑戦者を脱輪で食ってきたにゃ…
こんな高いところに登らされて…
足なんかつけねーよ
基準タイムも難しそう…
考えることが多そう…
では、みんなチャレンジしてみるにゃ!
ブロックスネークが倒せない
なんだこれ?…全然うまくいかねー
こんなの、ゆっくりいけないよ…
これは…難しいですね…
気が付いたら~同じ場所で落ちる~
そしていつも同じ場所で落ちる~
にゃ♪
何回やっても何回やっても
ブロックスネークが倒せなーいよ♪
【音楽♪:エアーマンが倒せない】
…くそっ!むかつく!!
落ちるの見て、楽しんでるでしょ!
完全に嫌がらせですね…
【その1】方向変換で前輪から落ちる
どうしても、ハンドル切ったらフロントから落ちてしまう…
【ダメなケース①】
ブロックのカーブ部分での方向変換で、ハンドルを切ったらそのままフロントからアウトに脱輪してしまう。目線は行きたい方向を見ているんだけどなぁ…
それはダメにゃ。
これは一本橋でのバランス取りでも言えることにゃが、頭の位置に問題があるんにゃ。
ハンドルを切った時の状態の図です。ハンドルを切った時に、上半身と頭の位置が外に残ってしまっています。そうなると、バイクとは逆方向に流れていくのみ…後は脱輪を待つだけになってしまいます。
あ…あたまの位置??
極低速のコツは、頭の位置なんですよ。
こちらはハンドルを切った時にバランスが取れている状態です。ハンドルを切った方向に頭と上半身を移動させ、前後のタイヤの接地面との中心に頭を持っていけています。こうすれば、バイクは外へ逃げずに内側への軌道修正が可能になるんですよ
一本橋などの極低速は、この方法で中心を探しながら止める…通勤や通学などでのブレーキングの最中にでも意識して練習できますよ!ハンドルを切った時こそ、中心が激しく移動するので、素早く中心を探し出してください。
ハンドルを切る時に意識したら…いけるいける!
かすみちゃんは普段からこんなことを意識しながら乗っているんだ!道理で低速が上手なわけだね!
【かすみのワンポイント】
ハンドルを切った時に、バイクの中心点も移動してしまいます。その際にまっすぐを意識しているだけでは、頭が中心からずれて途端にバランスを崩してしまいます。ハンドルを切ったら素早く中心を追いかけなければいけません。左に切ったら左、右に切ったら右に、前輪と後輪の接地面を意識しながら頭で中心を追いかけましょう。
【その②】早すぎる
だめだぁ…渡りきることはできるんだけど、何回やっても基準タイムを越えられないよ…
【ダメなケース②】
タイムを稼ぐことができないよ…。ハンドルを激しく左右に切らなきゃだめだし、段差もあるし道も不安定だし…ゆっくり走る場所がわからない。
タイムを稼げる場所を知らなきゃだめにゃ。
【安全に稼ぐならこの場所!】
前輪が青い部分に載っている間、できるだけゆっくりを意識するにゃ。止まってしまわない方が無難(ぶにゃん)
段差を越えて赤い部分ではハンドルを切ってバランスを取りたい部分にゃので、赤い部分では欲張らずにさっさと通過するにゃ。
決して欲張ってはだめ。
それなりにリアブレーキでゆっくりを意識すれば11秒なんてすぐに越えられるからね。
途中の段差を使って、バイクを止めて、究極にタイムを稼ぐ猛者もいるんだにゃ。
他人の自慢はしなくてよろしい。
無能な人間ほど、他人のことで自慢したがるのよ。
そもそも猫叉木は無事に通過することすら危うかったでしょ?
うぅ…にゃ。
ここまで暴露されまくってしまうと、ホント詐欺だな…
まっすぐを意識して…リアブレーキを使って…
できたぁ!!ありがとうございます。
【かすみのワンポイント】
青い部分の比較的バランスを取るのが簡単な部分で、タイムを稼げるようにしましょう。この間説明した、公道でできる低速練習が活きる時です!この短い安全区間で、いかに中心を意識しながら低速で走れるか…?ここでタイムを操れば、ブロックスネークなんて怖くありませんよ。
【その③】後輪が脱輪する
なんかねなんかね!上手に行けるような感じなんですけどっ!リアタイヤが落ちることが多くて…
【ダメなケース③】
なんとかいけそうなんですが…継ぎ目をクリアした後に、後ろに違和感を覚えて、気が付いたらリアタイヤが脱輪していました。
「内輪差」を考えないとだめにゃ。
方向を変えたら、フロントタイヤの軌道よりもリアタイヤは内側を通るので、フロントタイヤのラインが浅いと、リアは落ちてしまうんだにゃ。
ホイールベースの長いツアラーなどに多い悩みね。
ゼルビスは250ccだけど、750ccのバイク並みのロングホイールベースなので、ラインを考えないとそうなっちゃうのよ…
段差を越える時はまっすぐ!
半クラをうまく使いながら…
ハンドルを切った時は重心を…
何度も練習して…
実は簡単。ブロックスネーク必勝法
だ・か・ら!
冗長に説明しても無駄よ。
ポイントも押さえずに練習だけしても、体力と消耗品のムダ。
猫叉木は何を学んだの?
ブロックスネークはバランスにゃ!
バランスを保って、半クラでうまくクリアするんだにゃ!
ゴリ押し指導ね。
たぶん、自分は確実なクリアを確立できないからでしょう。
こんなの、難しく考えるから失敗するのよ。
ブロックスネークはコツさえ知ってれば、単なる通過点。
【おしえて!ちくさせんせい】
はい。この赤いラインに前輪を乗せて通過してね。バランスやタイム稼ぎは説明した通り。余計な事考えず、このラインを辿ってね。勝手に後輪もついてくるから課題に集中できるわよ。もう一度言うわね。余計な事考えないでね。
や、山崎の方がゴリ押しにゃ!
そうかしら?
余計なことを考えずに、やや端っこを通るだけ。
端を狙い過ぎると落っこちちゃうわよ。
欲張っちゃだめ。
…素直に真ん中を通っちゃ、だめなんですね…。
だから、後輪が脱輪しちゃうんですね。
あまり無駄な事考えずに、安全ゾーンをゆっくり行けば、基準タイムもクリアできた!すごい簡単!!
ハンドル切った時の中心探しだけは、練習しないとだめだけどね。
一本橋でも使えるから、身に付けておくと便利だよ。
まさに、このライン取り。
タイムも10.80(全国大会なら合格)
兵庫県はほんの少し我慢しなきゃだめだけど、止まるほど欲張らなくていいからね。
欲張ると落ちるわよ。
すっごーい!
上半身も安定してるし、とってもキレイ!
速度の変化が無いので、バランスも崩しにくいですよね。
速度は一定の方が通過しやすいですよ。
見ていて安心だなー。
低速走行も、見てるとちょっとかっこよく見えてきた
【かすみのワンポイント】
この必勝ラインに前輪を辿らせる…だけを考えて練習すると、意外とあっけない課題でした。ただ、スタンディングを練習するのと、ハンドル操作での中心探しのテクニックは、是非とも身に付けておきたいところです。あと、カウルが装着されている車種は、前輪が見えにくいので、多少難易度が上がるかもしれません。練習する機会がなかなか無い課題ですが、このコツがわかってれば、所見でも意外と簡単にクリアできてしまいます。ライン取りですよ。ライン取り!覚えてくださいね。
まとめ
コツを掴めばそれほど難しくはありませんが…
ポイントは複数ありますね。
・前輪を必勝ラインに乗せる
・ハンドルを切った時の中心探し
・欲張らない
あとは、設定を良く見てくださいね。
ブロックのずらし方の角度で、難易度が大きく変わるのよ。
さすがに県大会でそこまでされる可能性は低いけど、ずらす角度を大きくされてたり、数枚ブロックを少な目に設置されてたりするわよ。
それは、当日見てのお楽しみにゃ
競技説明の際の、白バイの模範走行で失敗が目立った場合は難易度が高く設定されているということになります。…これは裏話ナイショ。
…さぁ~てと、戻るか!
そ、そうだねっ!塾があるんだっ!
こら!
片づけがまだにゃ!!
うわっち!!ばれたか!
いやだよ~重いのいやだよ…
このまま置いときませんかぁ?
確かに…置いておくのもいいかも知れませんね…
結局…
全国大会の課題じゃなくなったから、こんな記事書いても意味ないのよね
なんだよそれ!無駄骨かよ!
意味の無い記事を、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
まあ…何か役に立つかも知れないし。
いかがでしたでしょうか?ブロックスネークは慣れたらホントに落ちなくなります。このラインを通すことさえできれば、なんてことない課題なんです。ただ…もう全国大会の課題から落ちちゃったので、そんなコツは必要ありませんけどね。
どこかでトライできる機会があれば、是非試してみてくださいね。
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