【カスタム】ゲイルスピード・エアバルブ(…とタイヤ交換?)

カスタム,ジクサー

ゲイルスピード(GALESPEED)

おお!ついにジクサー250に、高級パーツ「ゲイルスピード」が投入されるの!?

「GALESPEED」(ゲイルスピード)
バイク乗りのドレスアップとして憧れる、超高級足回りパーツメーカーのひとつ。
そのパーツは美しいだけでなく、性能も走りに優れており、盆栽バイク愛好家からガチの競技者まで幅広く愛される一流パーツ。
ゲイルで足回りをバッチリ変えちゃえば、ガッツリジクサー250が買えちゃうほどの高級ブランド!

なんでもそうすぐに、ジクサーの値段と並べやがる…

ジクサーはお手頃価格なんだもの、いいじゃないの。

シンボルカラーが、赤と緑でクリスマスカラーみたいでオシャレです。
クリスマスプレゼントにどうぞ!って感じでしょうか?

…それはちょっとやりすぎなプレゼントじゃないか

そうかな?90年代ジュリアナ時代とかなんて、100万円近くするブランドバッグをフツーにプレゼントしてたよ?

そうよそうよ、かたっ苦しいこと言わないの。
今時はクラファンで大型バイクとアライのヘルメットをテキトーに10万プラスして募集かけてもオッケーな時代なのよ?

やめとけ
荒れるぞ

そんなゲイルスピードからジクサー250専用の…というわけではなく、ごめんなさい。
汎用品である、そして庶民が余裕で手が届く…そして結構オシャレなものがあります。
それでいて、結構役に立つし目立つので、取り付けてみることにしました。

サイズもあるみたいだけど、ジクサー250にフィットするのはφ11.5サイズだよ。他のエアバルブを選ぶ時の参考にね♪

エアバルブか…確かにこれなら一般庶民にでも手が届くし、それほど高くない

エアバルブ交換?

エアバルブ交換?…と聞くと、イマイチぱっとしない印象を受けるライダーさんもいるかも知れません。
エアバルブとは、この空気入れをくっつける口の部分。誰しもよく目にするし、その意味もよく知るパーツのひとつだと思います。
ガソリンスタンドとかでも空気圧点検しまーす!って店員さんがサービスでやってくれるアレですが、この子もずっと放置していると、それはそれは大変なことになるんです。
基本的にゴム製なので、やっぱり劣化していくんですね。何年も激しい回転に耐えて雨の日も雪の日も耐えていくと、次第にカッピカピになっちゃうんです。
そうなると、当然ながらヒビとか入ってしまいます。そしてその部分からエア漏れ…そうなると、どういう結末が待っているかは、だいたい想像が付くかも知れません。
タイヤを新調したのに、短い期間で空気圧が減ってる…タイヤが粗悪なのか!?という疑いから入ってしまいがちですが、原因はこの子にあったりするのに気が付かない場合もあるのです。
付け根が劣化し、空気圧調べるためにちょいと曲げるとシューっとヒビから空気が抜ける…そこまでなると、激しい回転に耐えるだけの耐久力はとても持ち合わせていないのです。
バイク屋さんにタイヤ交換を依頼すると、だいたいセットでこの子も交換してくれる…とは思うのですが、それ以上にタイヤが新調された!というインパクトが強くて、縁の下の力持ちであるこの子が新調された事実を知るライダーは意外と少ないかもしれません。プロは重要性を知っているので、勝手に換えちゃってくれてるんです…たぶん。

だいたい、一個200えんするかしないかくらいの物だし、そんな部分にこだわるライダーなんて少ないと思います。
ただ、競技者など空気圧調整を頻繁にするライダーにとっては、これが横向きになると、それはそれはユーズフル。めっちゃ助かるんですよ。オシャレ以前に、安めな横向きな物に変更してしまう人も多いです。

そんな縁の下の力持ちであるエアバルブを、ちょっぴりオシャレなものに、しかもゲイルスピードなエアバルブに変えちゃおうという今回の企画。
タイヤ交換を考えているジクサーオーナーの頭の片隅に置いてもらえれば最愛です。

準備

もちろん、バイクは二輪…ということで、前後のタイヤ分2つを用意しなければなりません。
前後二つを準備します。サイズはφ11.5ですよ。まれにφ8.5というのがあるので、間違わないようにしてください。

車用なんて、四つも付いててお得じゃない!!って思うけど、サイズが違うことがあるので、よく調べてね。

最初に断っておくけど、この部分をピュッと取って、新しいのをペッと取り付けて終わりっ!ってわけにはいかないので、そこんとこよろしく。

クラファンでバイクをせびるほどの人間でもなければ、それくらいカンタンでもないことくらいはわかると思うぞ…

人に突っ込んでいながら、意外と毒舌ですね…

交換作業開始

まず、タイヤを取り外してホイールだけの状態にしましょう

いやいや、ちょっと待て。待ってくれ!
そこの状態にまでするのが、敷居高すぎるぞ!!

やあねぇ…タイヤ交換とオイル交換はフツーに日常的にやるもんでしょ?
(←オイル交換よりタイヤ交換を先に覚えた人)

そう考えるのは、一部の人だけです。

リアホイールの取り外し

あーあ。そういうわけで、これを取り外しましょう

めんどくさそうに言うな。
それに、これじゃなくてマッドガードだよ。
ジクサーの個性ポイントなのに。

地面にいるうちに、メインとなるアクスル部分を、軽く緩めておきましょう。

離陸。
150などセンタースタンドがある人は、センタースタンド。
無い人はメンテナンススタンドで立てましょう。

この、メンテナンスフックがあると便利よ。
あとジクサーノーマル状態では、普段右側は取り外しておいてね。
リアサスがフルボトムした際に、マフラーに当たるわよ。
なんてデザインしてくれてるのかしらスズキは。

created by Rinker
NEX PERFORMANCE (ネックスパフォーマンス)
¥3,401 (2024/10/08 13:35:45時点 Amazon調べ-詳細)

どさくさに紛れてスズキをディスるな

プラハンでトントントーンってどついて…

こうやって足の甲で少し持ち上げて適正位置にしながらアクスルを引っこ抜くと、気持ちよく抜けるわよ。

チェーンを少し引いて…

スイングアームに引っ掛ける。

ホイールを取り外すと、右から左からポロポロとカラーとかいろんなものが落ちちゃうので、取り付けられている状態をしっかり覚えておいてね
画像は大げさに外して見せてるけど、実際も状態によってはポロポロ落ちることもあるわよ。

この時点でビギナーライダーには敷居高いと思うんですが…

タイヤの取り外し

結構重いから、心配な人はお父さんと一緒にやってね!!

こういう大掛かりなことは、お父さんがやると思うぞ…

バルブコア(むし)を抜いて空気を抜いちゃいましょう。

なんで虫って呼ぶんでしょうか…
虫はキライです。

虫はキライじゃないけれど、ゴキブリはダメ。

そんなの、誰もキライだわ

ゴキブリって、どうして何もしていないのに殺されるのかしら?
蚊みたいに血も吸わないし、ハチみたいに刺したりしないのよ?
理不尽じゃないかしら?

いや、もうわけがわかりません。
不潔だからです。

そんなのは人間のエゴだと思う。
犬でも雑種と純血のロングコートチワワとの価値が違うのもおかしいわよ。
同じ犬なのにどうして扱いが違うのよ。
世界に一つだけの花なのよ。一つ一つ違う種を持つし、その花を咲かせることだけに一生懸命生きている。それなのにどうして人間はそうして比べたがるのよ

それは屁理屈です
ゴキブリを飼ってください

嫌よ

論点が完全にずれまくっているよ!!

単に見た目らしいよ

羽根も無いし、ゴキブリにも見えないわよ

どうしてそう、ゴキブリに繋げたがるんだよ…

エアを抜いたら、ビード(周囲の硬いとこ)を落とします。
ツワモノはビードブレーカー無しで落としちゃうそうよ。

created by Rinker
アストロプロダクツ
¥4,389 (2024/10/08 13:35:46時点 Amazon調べ-詳細)

アストロのコンパクトなコレでも、17インチタイヤのビードを落とせてました。使えます。しかし、硬めのバイアスタイヤに挑んで、ひん曲がって殉死しちゃったので、限界は低め。

ビードを落としたら、いよいよタイヤレバーでコリコリしていくんだけど…
少しアドバイスを。

created by Rinker
京都機械工具(KTC)
¥2,273 (2024/10/08 13:35:47時点 Amazon調べ-詳細)

お安く3本で1000えん!とかいうお買い得タイヤレバーもあるけれど、タイヤレバーは一本2000円ほどするレベルのものを使用した方がいいわよ。
なぜなら、扱いやすさが断然違うし、何よりホイールにキズが入りにくくなる。これ、すんごく大きいわよ。

左が三本セットで1000えん。右が京都ツールの2000円のもの。
先のカーブが美しい。

この分厚さが決定的で、分厚いと無理矢理ビードとホイールの間にねじ込む動作が加わるため、そこでホイールにカンタンに傷が入る。
薄いと、きれいに抜けるし傷つけにくい。圧倒的に。
まあ、手組する時点で傷だらけになるのはどうしようもないけどね

先にお伝えしておくのを忘れていましたが
ホイールにキズを付けたくなければ、お店に頼みましょう。
タイヤチェンジャーできれいにやってくれます。

コリコリと一周。慣れたら秒で終わる。
詳細はYouTubeとかにたくさん動画があふれてるから、そちらを参考にしてコツを掴んでね。

ではでは、ご開帳~

慣れたらカンタンに開けられるけど、慣れるまでは何度も練習して頑張ってね。

そもそも、一般ライダーはこんなこと頻繁にやりませんから。

う~ん、さすがスーパーコルサ。
にゅるって感じでカンタンに取れちゃう!

バイアスのIRCの時は、相当必死だもんな…

そしてお話は戻って…

…というわけで、ホイールだけの状態になりました。

旧バルブコアの取り外し

取り外しって…外れるんか?

無理ね。斬る!

邪聖剣ネクロマンサー!!

ちゃんと呪い解いた!?
呪い解かないと、全然切れないよ

二人とも何を言っているのかわけがわかりません

名前変わってるじゃないか。
サイコキャリパーじゃなかったのか

ネクロマンサー2はいつ出るのよ!!
ずっと待ってるのに!!

いやいやおねえさん…
怖いとかいって途中で放置したはずですよね?

うるさいわ!

さすがは妖刀むらまつより遥かによく切れる。
邪聖剣の名は伊達じゃないわね

こんな風に、ぽっかりと穴が開いた状態になるから…

取り付けて、ナットをぐりぐり回していきましょう。

なんだか、よく回るよ?どこまで回るんだろ?
ぐるぐる…えーい!!ブチッ!!

うわぁ…やっちまった…。
ワッシャー代わりに間に噛む、ゴムが潰れるくらい締めよう。やりすぎると…

こんな感じで、ゴム部分がぐにゅっとなるくらい。
向きはディスク側(右側)がおススメ。チェーン側だとサイドスタンド側に傾くからやりにくいし、チェーンも邪魔になるわよ。

タイヤの取り付け

バルブを付けたら、タイヤを組んでいきましょうね。
取り付けるタイヤのビード部分に、ビードワックスを塗りまくりましょう。

created by Rinker
デイトナ(Daytona)
¥776 (2024/10/08 13:35:48時点 Amazon調べ-詳細)

頻繁にやらないなら、これくらいの量でじゅうぶん。
一般ライダーだと、これでも使い切らないと思うよ。

次のタイヤは、ダンロップα14か…

140の70…?また純正と違うのか?

DトラッカーXのジムカーナの人が譲ってくれた。
まんなか、まだまだ使える。

まあ、ジクサーをツーリングや通勤などの一般的に乗る人には、ここまでのタイヤは必要ないかも知れませんね…

手組みの方法などは、やっぱりネットや動画で調べてみてね。
もうリムガード使うのめんどくさいから、ちゃちゃっとやっちゃうわよ。

そう横着するから、ホイールが傷だらけになるんです…

あっと、印とバルブの位置を合わせるのを忘れてた。

まあ、今回もハイグリップだから近いうちにすぐ交換するからいいわ…

ビードを上げる

もはや説明不要。
あんづちゃん、上げなさい

よっしゃ!まかしときっ!!!

…まあ、根性次第では自転車用の空気入れで上がります。

パン!パーン!!

上がりやがった…

かなり大変だけど、上がることは上がるよ♪
ミニバイクのタイヤの方が難しいんだよ。

あら、伝え忘れてたけど、タイヤには転がる向きがあるから間違えないでね。
まあ、間違えても走れないことは無いけどね。
逆履きすると、雨の水除けがイマイチ機能しないとか、溝の関係で問題が出てくるそうよ。

ビード上げ終わってから、そんな重要なことを…

ホイールの組み上げ…の前に

せっかくホイール取り外したんだから、ついでにドリブンスプロケットをキレイにしましょうか。

せっかくだから、俺はこの赤のスプロケを選ぶぜ!

全然赤くありません

いいのよ別にそんなの。
あなたはこの扉が赤に見えるのかしら?

おねえさんごめんなさい。
そんなの開いて、何の罪もないのにモンスターに追い回される羽目にはなりたくありませんから。

さあ!根性で磨くのよ!!

うぉっしゃ~ああ!!

あぁ…だめだ。
これをやり出したら、時間と体力がどんどん消えていくんだ…

ピカールはある意味麻薬ですね…
まだ半分しかできてない…

完成!満足!!

もっとガチな人は、ここからネバダルなど粒子をどんどん細かくしていって、ツルッツルのピッカピカにしちゃうまで妥協しない人もいるからね

…そもそも、今回は何の記事でしたか?

組み上げ

まあ…外した手順と逆の手順で組み上げるだけなんだけど…

カチャっポロン!カチャカチャ…ポロン!!
いーっ!!!(~_~メ)

右に集中すれば左側の部品が落ち、左を意識すれば右が崩れる…
もぐら叩きのようなドリフのコントみたいに、逆サイドを攻められる工程ですね…

組み上げたついでに、チェーン調整や清掃などもやっておきましょう。

少し上を向いているのが、とてもいい感じです。

ホイールの傷が痛々しいな…

でもほんと、かなりいい感じよね。便利だし。

タイヤも溝がたくさん増えて、感謝しかないね!

フロントは疲れたから…また今度の機会に。

交換後は、エア漏れしていないか、マメに空気圧をチェックしてください。
一日放置でちょいと減ってしまっていたら、要注意です。
普通は一日では減ったりしませんから。
これで、エアチェックするクセも身に付くから一石二鳥!

まとめ

結局、タイヤ交換とスプロケ磨きの時間の方が多くかかってしまいましたが、タイヤを外さないと、バルブを交換することはできないので、その辺りはバイク屋さんにタイヤ交換をお願いする人は、これに交換してくださいと共に提出したらいいかもしれません。そこまでべらぼうな工賃の増加はしないとは思います…。
見た目もオシャレでいい感じだし、使い勝手もとっても良い。
練習会などで走る機会があるので、空気圧はこまめに見なきゃいけないため、これは大活躍すると思われます。
色も他にブラックとシルバーがありますので、その辺りはお好みで選びましょう。
劣化して交換しなきゃいけない部品なので、どうせならちょっとしたオシャレにどうでしょうか?
そうそう高いものではありませんので、それに金属部分も多く劣化もしにくいと思われるので、下手すりゃバイク乗り換えまで交換を考慮しなくてよくなるかも。
よかったら、ご考慮くださいませ。

<< ジクサーカスタムのページへ

カスタム,ジクサー

Posted by magamo