【二輪車安全運転大会】第51回:兵庫県二輪車安全運転競技会
去年に続いて無事に開催されました
ずっとコロナで中止になっていたおととしまでの兵庫県二輪車安全運転競技会。
ようやく開催された去年に続き、今年も無事に開催されることになりました。
開催一週間前までの天気予報は雨。しかし、前日となったときにまさかの晴れ予報。
みなさんの日頃の行いが良かったのでしょう。お天道様はしっかり見てくれていたようです。
…ということで、2023年6月10日。素晴らしい天候の中、兵庫県大会が開催されることとなりました。
大変賑やかな大会となりました
参加人数は去年の46名に引き続き、45名というなかなか多くの選手に参加いただきました。
(うち、体験:3 高校生:3 女性:3 普通:15 大型:21)
特に大型クラスの参加者が多く、さらには県外からの遠征で遠くから駆けつけてくれたりと、非常に良い盛り上がりを見せてくれました。
特に、非常に遠く愛媛県から3名の参加…しかもかなりの有名人であり猛者である選手、そして鳥取県大会に見学に行かせてもらった時に見事な走りを披露して驚愕させた鳥取代表など、それはそれは豪華すぎるメンバーが揃って、名実とも「西日本大会」にも匹敵するような大会となりました。
遠くからのご参加、本当に感謝です!
もちろん、近畿勢も駆けつけてくれて、各県の代表が勢ぞろいした、プチ全国大会に近づいている感もあります。
課題もそれなりに多く、やりごたえのある兵庫県大会…ご満足いただけたでしょうか。
そうです。兵庫県大会は他府県からのご参加も受け付けております。
もし来年も開催されるなら、是非とも奮ってご参加ください!!
各県代表クラスが揃う豪華な顔ぶれの中、腕試ししてくださいね!
競技内容
今回開催された兵庫県大会では、以下の課題がなされました
…前回の記事からまるまるコピーして貼り付けてるじゃないの。
リンク紐づけするのがめんどくさいからって、手を抜いたわね。
…そう、前回に続いて同じ課題です。完コピすみません…。
まあ、完コピすることでカフェの君らに迷惑は掛からないだろう。
内容が知りたい場合は、各課題のリンクを参照してくださいね。
今回も私、コンバット越前は、ラストのコンビネーションスラロームを担当させていただきました。
あと、準備体操もやらせていただきました。
全体的な感想
まずは、全選手の成績を貼らせていただきますね。
今回は、名前でなくゼッケンにて貼りだされたため、公表してもプライベートは守られます。
中型、大型クラスに関しては、入賞3名は全員満点という、まさに猛者たちのぶつかり合いのような結果になりました。
満点になると、ラストのコンビネーションスラロームのタイムで順位が決まるのです。
特に大型クラスのバトルは本当にエグイ…0.1秒の差が無いガチガチなバトルだったんですよ。
しかも、マシンはCB1300SBとCB1300の戦いという、有利不利があまりないドラマチックすぎる闘い。
両者の走りを見てましたが、熱い攻め込みのCB1300、冷静に細かく決めるCB1300SBという、互いに真逆な走りでタイムを削るという、見ていて圧倒されてしまいました。
まあ…自分があの中に混ざって勝てる気がしない、そういうレベルの戦いでした。
そして三位にはFJR1300というこちらもビッグバイク。
このバトルに関して言えば、速いマシンに乗っているんだから、そんなタイムが出るのは当然という言葉はありませんでした。3人とも超重量級、しかも走りは丁寧かつ速い。
安全運転大会のファンなら、絶対見ごたえのある戦いだと思います。絶対納得します。
…動画撮影したかったですよ…家宝にしたいくらい。
見事、大型クラスで優勝を決めた、奈良代表。
僕が現役の時に、県大会で打ち負かされて以来、勝てたことが無かった選手でもあります。
おめでとうございます。強すぎです。
準優勝は、レーシングタイヤで林道走破という超人的なことをやってのける、愛媛代表。
走りもアツイ!CB1300で白バイを追う動画は、とても有名です。まさに白バイキラー。
全国大会でバトルしたライバルでもあります。CB1300をまるで中型マシンのごとくヒラヒラと操る走りは、僕にはとても真似できません。
遠くから遠征ありがとうございました!
三位入賞の、兵庫県代表。
このバトルなら、3人の誰が優勝してもおかしくありません。
こんなトンデモ選手が兵庫県に出てきている今、先に引退して良かったと心から思っております…。
この超重量マシンでの走りは、かなり異常です。一見の価値あり。
大型のことばかりで中型のことはどうやねん
中型クラスも同じく、満点での争いでした。
優勝を決めたのは、長年争っているたライバル、豊岡の星です。
前回と同じく、二連覇。おめでとうございます…というのも飽きた感じですかね?
僕がいないことをいいことに暴れやがって!!
たぶん、今のあなたではコニーさんに勝てないと思います
やはり冷静さと強さは変わらず。
見ていての安定感と安心感はすごいです。
準優勝は大阪代表。いつもお世話になっています。
今回は、娘さんと親子で参戦!娘さんは高校生クラスで見事な走りで圧勝するという、英才教育ぶりです。
これは羨ましい…。本当におめでとうございます。
お父さんが準優勝だったのは悔しいと思いますが、課題っすね。スラロームでタイムを削る練習で、コニーさんを追い詰めましょう!
高校生クラス優勝の娘さんです。
走りは完成していました。英才教育ですね…。
そしてバイクはお父さんがどこかから引っ張ってきた不動マシンをフルオーバーホールして、塗装も美しく見事に復活させたという…漫画顔負けのストーリーです。
今後の活躍が楽しみですが、全国大会が無くなってしまったのは本当に残念。
三位はセローのトライアル好きな人。
何度か豊岡で練習をご一緒させていただいたことがあります。
低速の安定性がピカイチ、スラロームも見事ですが、マシンパワーが足りない印象があったので、そこがタイムに響いたかもしれません。上位2名はその部分も使いこなして来る猛者なので、かなりタイムを詰める走りをしないとなかなか難しい。入賞した三名は兵庫県大会慣れしていた感がありました。
…といった感で、実にハイレベルなバトルが繰り広げられた今回の兵庫県大会。
見ているこちらも心がハイになってしまいました。
後は、選手から聞かれたことでは…
今年はブロックスネークの設定が易しかった、応用千鳥が広くて簡単だったという情報がいただけました。
課題は少し易しめだったかも知れませんね。
ブロックスネークは準備が大変だから嫌なので、来年は極狭バランスにしませんか?…と言っておく。
ブロックスネークが邪魔なのは、選手とスタッフみんなの願いでもあるんだよね…
これはたぶん、他府県も同じではないかと思う。
急なルール変更が発生
なんだか、法規走行にて急なルール変更が行われました。
相も変わらず、ええ加減なことです。
従来では課題の流れのまま、法規走行に入る時はバイクから降車することなく、そのまま法規コースに入っていたのですが、何やらよくわからない質問が飛んだらしく、それに影響された法規走行採点者?がルールを変えちゃいました(笑)あかんやろ。
ということで、今回は法規コース入る前にわざわざ降車し、乗車前点検という課題が盛り込まれることになったのでした。
まあ、その辺りの記載はなされていないので、この変更がダメだとは言えませんが、スタッフすら惑わすような急な変更しちゃいけないんじゃないかとは思いましたね。
選手さんにとってはいい迷惑になったんじゃないでしょうか…。なんだかごめんなさい。
そして、毎回法規走行で出る3つの質問。
①一本橋が終わった後、外周に出る時は先に合流扱い?それとも左折扱い?
②坂道途中にある「一時停止位置」では、停まらなければいけないのか?(実線は引かれていない)
③一時停止後、外周に入る際は左折扱い?合流扱い?
…という、安全運転大会慣れしてる人間なら実に惑わされる微妙にええ加減なものがあるわけで。
二輪コースの造りから、これはどうしようもないことなのですが、もうはっきりさせましょうな…。
毎回質問食らうのも飽きたんちゃいますの?
ある意味、全国大会の法規コースよりも難しい(笑)
なお、正解はわからないわ。
コンバット越前が現役の頃からの伝統よ。
正解はどうなのか、それは大会当日をお楽しみに♪
白バイとのアトラクションが最高クラスの楽しみだった
兵庫県大会の最大の楽しみと言えば、名物「白バイとのトレイン走行」と断言できます。
大会よりもこちらを楽しみにして来ている参加者もかなり多いとか。
そして今回、恐らく歴代の兵庫県大会の中では、一番長時間取ってくれたと思います。
ほぼ、一時間。何セット走ったんでしょうか?
ジムカーナのトレイン練習会でも、まるまる1時間使って走りこむことは稀。
人数が多いとはいえ、これだけのスパンを走りこんだのは、恐らく初めてではなかったのでしょうか。
僕が現役の頃でも、せいぜい5セットくらいで終わるから、だいたい30分あるかないかでした。
これが意外と不完全燃焼で終わる。
今回後片付けしながら見ていたら、終わらない終わらない…いつまで走るんだというくらい、めちゃくちゃ長時間の大サービスでした。
転倒者もおらず、無事に済んだのですが、無転倒とはいえペースはかなりのものに思えました。
遠くからお越しのドラえもんも、たぶん満足していただけたかも知れません。
とにかく、みなさんとってもお楽しみでしたよ。
こんなこと書いたら怒られそうですが、他の安全講習会などのイベントでの白バイとは異なり、安全運転大会後のアトラクションによる兵庫県の白バイ隊員に関しては、ガチガチに煽っても怒られません!むしろ煽って発散してくださいませ。ここが兵庫県は他府県とは違うんだ!というほど、このアトラクションは燃えます。
ペースも結構速く引っ張ってくれるので、不満に終わることもないと思います。
兵庫県の白バイ隊員についていけるなら、やってみてね!!
来年もやるのか?
一応「来年も手伝ってな」という言葉を関係者のえらいさんからいただきましたので、ひょっとしたら来年も兵庫県大会は開催されるのではないか?という予想ができます。
手伝ってなというよりも、出場してくれないかの方が嬉しいんですが。
出場したみなさんにとって、兵庫県大会はいかがでしたか?
また出てみたい!という言葉があれば、とっても嬉しいです。
上の課長さんにもお伝えしたいと思います。
全国大会が無くなってしまった今、安全運転大会フリークのみなさんのテンションが下がっています。
なんとかこの下がってしまったモチベーションを、せめて県大会だけでも開催して盛り上げていきたいですね。
そして他府県との代表選手のバトルなんて、とてもアツかった。
こういうの、大切だと思います。
今回ぶつかった他府県同士の代表選手たちも、やりあってみてきっと何か思うことや課題も見つかったかと思います。こういう刺激って大切で、内輪でワイワイやるだけでは得られない、さらなる高みへと向かえるきっかけになるんです。
兵庫県大会は、そんな刺激を受け合って、交流できる場所になったらいいなと、私は思います。
大会を取りやめてしまう県もありますが、こういったライダーたちの楽しい交流があるということを、知ってほしいです。
他府県の関係者さんに目に入ることがあれば、是非とも他府県の猛者との交流をおススメしますよ。
他府県から遠征してくるほどのアツイ人たちは、モラルも高い。
決して荒らされたりすることはないから、安心してオープンしてください。
絶対盛り上がるし、ノルマでもある安協の会報の大きなネタにできますよ…
そういういらんことを言うな。
ホンマに干されるぞ。
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