【回転】バンク進入からのフルロック→回転のリズムを覚えよう(中級回転練習法)
さて、前回でフルロックターンによる定常円の小旋回をこなせるようになってきたら、次はいよいよその小旋回を実戦で繰り出せるように練習していかなければなりません。(車種によってはフルロックターンしなくてもよい)次はジムカーナっぽい回転ができるように、練習していきましょう。
ジムカーナの実戦における回転は、多くても1回転半。
2回転以上の回転が求められることは非常に稀。
ただ、過去にたった一度3回転というセクションが登場したことがあったわね
是非とも練習してタイムアップを目指そう
ここからは、安定よりもスピードが求められてきます。素早く回転の体勢を作り出すことを念頭に置いて、じっくりと回転に向き合ってみてください。
実戦的回転とは
こういった感じの、パイロンに突っ込んできてくるんと一回転して出ていく…
これが基本。
この実践的な練習に移る前に、回転するポイントを押さえておかなければなりません。フルロックするタイミング、最小旋回を決めるタイミング、そこに持っていくまでの感覚…この3点を覚え込ませれば、ジムカーナの回転で有利になれると思います。
練習場所においては割愛。
それは前回お話したポイントと変わりません。比較的小さな場所で練習は可能。要はどの部分で小旋回ポイントを決めるか?が重要になってきます。
進入からの順番を大まかに…
1.バンク
2.速度落とし
3.フルロック
4.維持
という感じです。
維持の状態に持ってこれるまでの、バンクと速度とフルロックを当てる…これらのタイミングを集中して身体に覚え込ませていきましょう。
1.バンク
まずは、できるだけ頑張ってバンクさせながら進入しましょう。深ければ深いほど良いのですが…とりあえずはできるところまで。
内側に身体を入れて荷重を掛けながら入ってね。
リーンアウトの如く、外側に荷重を残して進入すると、えらいことになるから注意。
こんなことになるわよ
極論すぎ。
速度遅めだから、ここまではならない。
2.速度落とし
アクセル抜いて、エンジンブレーキを使いながら、リアブレーキをしっかり踏みます。慣れてきたらフロントブレーキも使って、しっかり速度を落としましょう。ここのブレーキングテクニックによる回転の入り口の処理が、回転の良し悪しに関わってきます。何度もトライしましょう。
バンク角が深ければ深いほど安定する。
画像のように甘いと、逆に怖かったりするのよ。
それはなぜかというのは上級の項目で、のちほど。
あぁ…つづけちゃったよ…
3.フルロック
車種によってはフルロックしない方が良いこともありますが、だいたい☆のあたりでフルロックに入れば、のちの回転出口まで小旋回を維持できると思います。フルロックに入れるのではなく、フルロックに入るように減速するという考えで良いと思います。無理にフルロックしようとすると、やっぱりえらいことになるので注意です。
何度もこの部分のタイミングを練習していると、次第に自然と綺麗な入りができるようになりますよ。
このあたりはそれぞれのバイクの特性があるから、ここで!という決まりは無いわ。
だけど「今、すごく入りが良かった!」という感覚が来ると思うから、是非とも自分のバイクの優しい小旋回の入りを見つけ出してあげてね!
この辺は理屈よりも感覚と練習。
見つけた時、めちゃくちゃ嬉しくて何度もやってしまうよ。
4.維持
フルロックが決まったら、後はリアブレーキとアクセルで調整しながら、ぐるぐる回ります。力を抜いたときにハンドルが戻ろうとする感じだと少し速度が速いので、リアブレーキで調整します。どんどん寝かせていくとものすごく安定してくるくる回るゾーンみたいなのを感じることがあります。是非、自分のバイクのゾーンを見つけ出してください!
ゾーンの探し方は簡単。
バランスを崩していくだけ。
いやいやいや!カンタンじゃないぞ。
かなりリスクが高いから、慎重にやるようにしよう。
ゾーンを見つけたら、回転の進入からいかに素早くゾーンに持っていけるか…を練習する
その辺は上級編…になるのかな?
おわりに…
ジムカーナにおける回転は、とっても難しくてリスクも高いですが、回転の良し悪しでタイムが変わってくるのも事実です。やっぱり極めないとジムカーナで勝つことは非常に難しいと言えます。逆に、ジムカーナ始めたての初心者が、回転をしっかり安定させて本番で繰り出すことができれば、意外と好タイムが出たりするのも事実。
やっぱり回転は嫌ですが、頑張って練習していきましょう。理屈よりも体感でマスターすべきだと思います。何度も練習しましょう。
うーん…これで中級となると、上級は大した記事にはならないわね。
あんまり期待しなくていいわよ。
…あくまで、初心者向けだからな。
そういってハードルを下げるのも悪くない。
まあ、C1級の人たちはこんなところ読んで参考にしないと思うから、たぶん大丈夫だね。
C1級となると、走りの持論もだいぶ固まってきてるし、自分で勝手に調べて研究して速くなっていくからね。何が足りないのかを探すことに悩んでいるはずよ。
それがわからないと、変な方向にマシン造っちゃったり、がむしゃらにタイムアタックして成長が得られずに絶望しちゃったり…
それがジムカーナの奥深さであり、楽しさでもあるんだけどね。
何かを掴んだ人が、ぽんっと壁を越えてくる。名門チームとかに入っていると、速い人がそういうポイントを教えてくれるから有利だよね。最初はそういうポイントが何を言っているのかわからないことでも、後からわかるようになる。
あんづが言っていることもわけがわからないけどな。
速い人と練習会で一緒に練習するというのは、かなり重要だね。
まあ、気が向いたら読んでみてね~
なーにか発見があるかも知れないわよ
おいおい…
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