【インプレッション】ジクサー２５０用ダブルアールズマフラー

2023年6月29日カスタム,ジクサー,商品レビュー

マフラーカスタムには、色々な理由があるでしょうけど…
・ドレスアップ
・音
・軽量化
・パワーアップ
…などなど。
中でもみんなドレスアップで交換しちゃう人が多いと思います。
ジクサーにおいては、多数のカスタムマフラーがラインナップされていますが、中でもダブルアールズマフラーを選んで使ってみたインプレを綴ってみたいと思います。

ジクサー２５０用ダブルアールズマフラー

装着して、しばらくダブルアールズマフラーを使用してみて…

４月初旬に購入して、約２か月半ほど使ってみた感想です。
カスタムマフラーにしては、比較的静かな音量で、かつ、トルクが太くなってスポーツ走行をしっかりと楽しませてくれます。
ノーマルに比べて、全領域においてパワーアップしており、交換して困る部分は見当たりません。
音量だけは、ノーマルの方が静かです。これは仕方ありませんね。
ガバ開けしたとき、音が豹変します。
静かな音を好む人には受け入れられないほどの、強い音量。
その分の加速のノリもよく付いてくる。（軽さもある）
あと、大きく変わったと思うのは、高速走行。
１００キロを上回る速度域での余裕が全然違います。
ノーマルでは詰まるように抑えられていた１１０ｋｍ／ｈあたりの領域が、さらに軽く伸びていく感じは、さすがカスタムマフラーかと感心させられます。
そこまでの領域はいらないとは思いますが、大型バイクとのマスツーとなったときに、少しだけ気を遣わす量が減るんじゃないかな？…と思われます。
とにかく言えることは「交換して良かった」とハッキリ言えます。
ジクサーの隠れた楽しい部分が、さらに解放されたかのような、そんなマフラーではないかと思いました。
ジクサーをさらに楽しみたいアナタ、入れてみましょう！

もっと詳しく、ダブルアールズマフラーについてのインプレ

前まで付けていたカスタムマフラー「リアライズマフラー」とも比較してみましょう。
リアライズマフラーは、リンク元の記事の通りとても安く、そしてカスタムマフラーとしての良さを持っている、コスパ抜群のマフラーです。こちらも合わせて、マフラーカスタムの考慮の参考にしていただけたら幸いです。

外観

ノーマルマフラー

正直、ノーマルマフラーの形状は、ジクサーらしくてとても落ち着いててカッコイイと思います。
ただし、フルバンク時に擦ってしまったり、スタンドフックを付けていると、サスが縮んだ時に干渉するなど、実用性を完全に無視しているところは、スズキらしさを感じざるを得ません。
マフラーの形状で、１５０か２５０かを見分ける手立てでもあるんですね。
このデザイン、個人的には好きですが、実用的に困る部分がありすぎます。
そして…何よりとても重いです。

リアライズマフラー

外観は、個人的にめちゃくちゃ好きです。
長く、そして上部分にしっかりと向けられた外観は、かなりのインパクトを感じます。
おまけにステンで煌めく美しさも相まって、カスタムマフラーとしては文句なしの仕上がりとデザインです。
とっても軽く、触媒を取り除いた後のスリムな姿は、ビジュアル的にも大アリ。
何より安さは、他のどのカスタムマフラーよりも群を抜いています。

ダブルアールズマフラー

賛否両論分かれるであろう、オーバル形状のマフラーである、ダブルアールズマフラー。
ラインナップとしては、少しお安めなコースとして、普通のカスタムマフラーもあるのですが、やっぱり交換してみるならってことで、最高グレードに手を出してみました。
取り付けると、かなり派手で賑やかな印象になりました。
チタンの焼き色がとってもオシャレなポイントです。

気になる音量

多くの人が気にしている、音量と音質。
これについては、とっても良い素材である動画がありますので、ご覧ください。
これで購入が決定づけられれば、とっても嬉しいです。
ちょうど、同じ環境のパイロンパーク鈴鹿さんにて比較できる動画がありましたので、ご参考ください。

音についてまとめてみると、ノーマルマフラーよりも少しうるさくて、リアライズマフラーよりかなり静かという感じです。
リアライズマフラーの音量はなかなかのもので、早朝のエンジン始動は結構気を遣います。
ダブルアールズマフラーだと、暖気状態だと多少気になる感じですが、ガバ開けさえしなければうるさい印象は無いかな…？
そりゃ、静かさはノーマルマフラーには到底敵いません！あの静か過ぎるノーマルマフラーは異常ですからね。
音で楽しむなら、リアライズマフラーでしょうか。
ダブルアールズマフラーは、少し紳士な印象があります。
ヨシムラはかなりいいらしいですが、音量はかなりあるという話を聞いています。
一度比べてみたいですね。

気になる走り

先ほどの音の項目で、ちょっぴりちくささんが語っちゃっていますが、軽さ、吹け上がり、パワー…どれをとってもノーマルを上回る性能です。低速が消えるという感じも全く無くて、むしろ詰まる感があったノーマルの加速を見事に開放してくれたような印象です。
ダブルアールズマフラーの紹介文にあった「乗っていて楽しいマフラーに仕上がりました」という言葉の通り、これまでのノーマルマフラーのジクサー２５０が、まるで別物レベルの気持ちよさになります。
エンブレもかなり軽減され、アクセルワークによるガクツキが弱くなるので、ロングツーリングでの疲れもノーマルマフラーよりだいぶマシになると思います。（忌々しいインジェクションのドンツキが消えるわけではないので注意！ドンツキはちゃーんと残ります）
ジクサー２５０に飽きてきたなぁ…と感じてきたら、余裕があればこのマフラーを入れてみてください。
だいぶ印象が変わりますよ。
トルクで走って、軽さを維持する…という走りはジクサー２５０の良いところをうまく引き出していると思います。

気になる燃費

やはり…と言ってはなんでしょうが、交換による燃費も気になるところですね。
交換した後は、ちょっと加速とか色々イチビって楽しんだということもあってか、リッター３３ｋｍあたりでした。なんせ５０００回転あたりがすごく楽しくて…。回転とパワーの伸びが別物になるので、開けちゃうんですよ。軽くて気持ちいい！！
…知らないうちに速度が出てしまうので注意です。
でも！
その後、あるカスタムを導入したら激変！
走りもマイルドながらにパワーを維持しているので、めちゃくちゃ穏やかに乗れるようになります。

このスプロケロング化が大当たり。
しっかりパワーが出てのんびり走れる４０００回転あたりで６８ｋｍ／ｈ出るので、公道ではほぼ開けずとも穏やかな回転域でそれなりに流れに乗れます。
低回転域のノッキングも、ノーマルに比べても言うほど変わることが無く、のんびりと大人の走りができちゃいます！４５００～５０００回転まで上げてしまうと、８０ｋｍ／ｈ近くまで速くなってしまうので、公道を普通のペースで走る回転域がエコ運転領域という、それでいてノーマルの詰まる感じが無く開放的。
まさに、無敵のジクサー２５０が誕生するわけです。
片道１５ｋｍの約３０分ほどの通勤ロードで燃費計測してみた結果…

信号だらけの、１５ｋｍ通勤でリッター４０ｋｍ超えは異常。
これは超真価と言わざるを得ません。
ツーリングでの計測はまだしてませんが、きっといい数字が出るんじゃないでしょうか？

まとめ

	ノーマルマフラー	リアライズマフラー	ダブルアールズマフラー
コスパ	○：最初から付いてるし	◎：ホントに素晴らしいコスパ	△：値段の割に高性能
音	○：静かで重厚	△：かなり大きい	◎：低音が効いてて良い
走り	△：詰まる感じ	△：軽量だが高回転が薄い	◎：全体的にパワフル
実用性	✖：重いし擦る	○：軽くてスマート	○：性能良くて楽しめる

形には好みがあると思いますが、ざっとまとめてみました。
コスパは断然リアライズマフラーです。この価格でカスタムマフラーがしっかりと楽しめるのは、リアライズマフラー以外ではありえません。
マフラーカスタムに６万円も出せない＆出す気はないという人には断然おススメします。※音量注意
デザインも個人的にはリアライズマフラーのシンプルで、スマートでちょうどいい長さがとてもお気に入りです。
ノーマルのデザインと、静かな音はとても魅力ではありますが…高価なカスタムマフラー入れちゃうと、その性能アップに満たされちゃって、戻れなくなってしまうかも知れません。
音量気にせず、マフラーのカスタムを楽しみたいならリアライズマフラー。
大幅な性能アップと、やや静かめな音量のマフラーカスタムを楽しみたいなら断然ダブルアールズ。
ダブルアールズマフラーとしてのインプレはこんな感じです。
他のマフラーも知りたいところですが、先立つものが…
マフラー選びで悩んでいる読者さん、是非ともご参考にしてください。
人の価値観はそれぞれなので、強くはおススメしませんが、個人的にはいい買い物ができたと思っています。
まだまだ長く楽しめそうなジクサーライフ、ここで色を付けてみるのもいいんじゃないでしょうか？