【二輪車安全運転大会】第52回:兵庫県二輪車安全運転競技会(2024年6月15日)

二輪車安全運転大会

なんと今年も開催。

どんどん他府県が開催しなくなる中、兵庫県はしつこく今年も開催を決定!
やる気満々兵庫県安全協会。おまけに他府県選手も参加可能!ということで、毎回なかなかの盛り上がりを見せてくれます。
そして今回も去年に続き、直前まで予報だったのに見事に当時は晴れ
季節外れの異常な暑さに見舞われる、まさに大会日和となったのです。

今回は異例の「一般クラスのみ」

今回の大会は、女性クラスと高校生クラスを除く、異例の「一般クラスのみ」という構成。
クラスが二つも減ったということで寂しい大会になると思いきや、その一般クラスが非常に賑やか。
中型クラス9名、大型クラス25名の計34名の参加という、前回の45名と比べるとやや少なくなりましたが、体験と2クラスを除いてこれだけ集まったのだから、すごい話だと思います。
それにちょっとしたウラ話ではありますが、今回は制限をかけていたらしく、参加競争率も高かったそうで、精鋭のバトルとなったようです。
そして参加者も豪華!四国最強軍団だけでなく、なんと福岡県!?九州の土地からはるばる参加してくださった方も(しかも女性)いらっしゃって、開会式でえらいさんがおっしゃっていた文字通り事実の「西日本大会」という名にふさわしい大会となりました。
もちろん、近畿勢の代表格も勢ぞろいしていたので、プチ全国大会という形に近くなってきました。
近畿勢というまとめ方は、まるで高校野球で地元球団が早々に負けてしまった時に、天理とかPL学園とか智辯和歌山とかを応援するような気持になるのとは違うので安心してください。兵庫県は強いんだぞ。

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兵庫県は選手層が厚くて全国大会選抜候補に困らなくてすごいと賞賛されたことがあります。

この大会に勝つためのチームや練習会があったからね…今は一つだけになっちゃったけど。

にゃんテールも加わったらいいんだよ

やだ

なんで即答するんだ

競技内容

今回開催された兵庫県大会では、以下の課題がなされました

またやりやがった完コピ

たぶん競技内容が変わってもそのままコピーして修正しわすれるやつですよ…

いつまで続くのかしら…

兵庫県大会が開催されなくなるのが先か、カフェパイロンが潰れるのが先か…

今回も同じく、ラストのコンビネーションスラロームの審判と解説を担当させていただきました。
準備体操も…前回やったんだった。

開会式

いつものように開会式なのですが…知ってた?兵庫県知事の斎藤さんがいらっしゃったのを!!
斎藤さんもバイクが好きでカブを駆って旅をした…というエピソードを語ってくれたんですよ!
激レアな演説、バイク好きな知事というのはバイク乗りにとって非常に有益な地域となるので、応援しても損はない!…が、参加者のほとんどが他府県、他エリア(豊岡とか加古川とか)なのでほぼ意味なし。

この人

参加者にとっては非常にどうでもよく眠い大学の講義みたいなものなので、なおさらどうでもよい情報ではありますが、明石市にとってはそういう激レア激アツな展開を見せていたのであります。

知事さんに失礼だよ!
下手したら消される!

知事さんみたいな忙しい人がこんなところ観るわけがないわよ。
本当のバイク好きならしまブロドラチャンネル見てるわよ。

それは…後述ですね

準備体操

今回も準備体操をやらせていただきましたが…何かと色々喋ってしまって、体操ではなくなってしまいました。ごめんなさい。
高性能なマイクまで提供していただいたので、ついつい色んなことをしゃべってしまうのですよね。
仕方がありません。
今回はクラス分けが少なく、時間があったということで沢山時間を使わせていただきました。
お楽しみいただけましたでしょうか?

関係者が各エリアに散ったというのをいいことに、好き勝手やってたら、たまたまチーフだけが近くに居て一部始終ご覧になっていました。
もちろん、こっぴどくお叱りを受けました…

「お前の話ばっかりで、体操が無いやないか」
いつものセリフだな

こんな準備体操は見たことが無いよ!

準備体操とは…!?

試走は大サービス

今回は参加クラスが少ないのと、グループ分けが少ないということで、午前の試走時間がしっかりと取れるということで、各課題ガッツリ試走していただいたそうです。
もちろん、コンビネーションスラロームもしっかりと一人ずつ走れるというおまけつき。
これは選手にとってはかなり大サービスだったのではないでしょうか?
そもそも常連やこの大会を知る選手にとっては普通でも、初参加な人にとってはなんじゃらほい?な事も多く、こうへいくんであらなければならない兵庫県に反するふこうへいくんが生じるため、今回は時間があるので試走をしっかりやりましょうという話になりました。
ブロックスネークも普通に一度体験してもらったと聞いていますので、これはなかなか良かったのでは?

大会参加をためらっている人も、比較的敷居が低い兵庫県大会に参加してみよう。
恐らく、このサービスは今後も行われると思われますので、楽しめると思いますよ。

お昼休み

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お昼休みにはお弁当が支給されます。
たぶん参加費の中に混ざっていると思われるんですが、兵庫県はなかなか頑張っている方じゃないかと思います。参加賞もあるんで、安協さん頑張っています

免許更新時のあのカネで…

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余計な事言うな

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「仮免許練習中」まで売ってるんですか?
しかも何気に高い…

その隣にいる夢の国のネズミも気になるわね…

それは売り物じゃない!

ここのラーメンはシンプルで美味しいんだよ。
コンバット越前は何度も食べたことがある

大型一種、6回も落ちて通い詰めしてたからね。

表彰式

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アツイ中、非常にアツイバトルが繰り広げられた今回。
まさに異例なレベルの戦いとなりました。
まず、表彰式の前に警察のえらいさんが午前中に和歌山県で行われたBRL(ビギナーズライダーレッスン)から戻っての演説があったのですが、本人はバイク絡みのネット情報検索が好きらしく、今回参加していたユーチューバー2件のファンだということを明かす。
熱心なファンのようで、よく動画をご覧になっているそうな…好感度持てますよね。

そして今回の成績は…異例中の異例。
両クラス共に入賞者が全員満点でした。満点勝負となった場合は、コンビネーションスラロームのタイムで勝敗が決まる…という決まりがあるので、順位が決定しましたが…
まさに接戦!!誰が勝ってもおかしくはなかった大会でした。
それもそのはず、各県の代表格勢ぞろいなので、抑えるところは確実に抑えてくるわけです。
兵庫県大会全盛期だった頃(60台ほどでにぎわってた頃)を思い出す。
あの時は満点は当たり前で、コンビネーションスラロームのタイムを出すことが勝利する条件でした。

中型クラス

そして今回。
中型クラスの優勝者は、豊岡(TRA)の主催者さん。
準優勝は、今回ジクサー150に変更してのはやあつさん。
そして3位は前回と同じくトライアルなセローの達人。

はやあつさんはジクサー仲間ということで、一緒に撮影させていただきました。
それでもまあ、走らないジクサー150を前に進めながらのコンビネーションタイム20秒切りはさすがです。

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大型クラス

大型クラスは実に接戦でした!
全体的にレベルが高く、非常に見ごたえのある戦いでした。
決して有利なバイクが勝つ…という当たり前な展開にはならず、重くて扱いやすいとは言えないマシンが上位を占めるという、まさに技術がモノを言った大会となりました。
こういうのが一番美がある大会かなと思ったりします。本当に見ごたえがあった!!

走りも強さもカンペキ。

走りにスキが無い入賞者たち。
みんなすごいのは「勝つためのマシン」ではないところが、賞賛すべきところです。
こういうところにカリスマ性が光ってくるのです。
そんな中、優勝者はなんと!前回と連覇となる「Hさん」です。
今回はCB1300からCB750に変更しての参加ですが、教習車の如くなバンパー付きでタイム僅差(0.05秒!)で優勝!おめでとうございます。
準優勝はわずかな差で惜しくも優勝を逃してしまった「ドラちゃん」です。
愛媛からの遠くからの遠征、ありがとうございました。走りの強さはホンモノです。
ドラチャンネルを見れば、CB1300で場所を選ばないようなことをやってのけているので、そのすごさはわかると思います。
3位は我らがしまブロのしまさん。
事情から今回で最後の参加となる大会。
VFR800Fをこの一年でさらに手懐けて、予想を超える走りでリベンジされました。
正直なところ、あのVFR800Fに乗らせてもらったことがあるのですが、重すぎるのと足が動かないのとで、とても思うように走らせることができません。それで戦ってこの順位はさすがとしか言いようがありません。

入賞、おめでとうございます!

全体的な感想

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見ての通り、非常にハイレベルな戦いでした。
法規走行の減点はほぼ無し。応用千鳥やブロックスネークの設定は、例年より厳しかったと聞いています。
タネを明かすと、私が担当したコンビネーションスラロームは「5m✕5m~6m四方のオフセット」という設定でした。広いかな?
それゆえに、大型バイクでもバイクの差が出ないようになったのは良かったかなと思います。
にゃんテール練習会に来てくれてる人たちも参加してくれてて、とっても嬉しかったです。来てくれる人が頑張っていると、めちゃ応援しちゃいますが審判という立場上、こうへいくんであらなければならないのがツライところです。
果敢にパニアケース付きのヴェルシスで戦う姿に漢を見ました!ありがとうございます。
あのVTR250のクラッチ版は直ったのかな…?という心配もしたりと、親目線みたく見守ったりしてしまいました。
あとは、ビギナーズライダーレッスンで見かけた、R3に乗った女性初心者さんが果敢に大会参加してくれてたというのも印象的でした。
かなりすごいことではないかと思います。セパハンだし。
今回参加されて、どんな印象を持たれたのかわかりませんが、この道にハマって欲しいと思うと同時ににゃんテール練習会にも来てほしいなーって思いました。

コンビネーションスラロームで、みなさんの走りをじっくり見させていただきましたが、みなさん本当にキレイに決める!!
赤旗を上げた数はほぼ無しで、審判がラクでした♪
緊張感はうかがえましたが、みんな楽しそうに攻めていたのが印象的です。

白バイのアトラクションタイム

そして参加者のみなさんが非常に楽しみにしているであろう、白バイのアトラクションタイム(白バイ隊員とトレイン走行できるサービス)は、クラス数の少なさで大会進行がスムーズに行われたのか、かなりの時間が余るということになり、相当長い尺を取ってくれたようです。
恐らく、過去最長タイムだったのでは?
中でも、この写真に写っているカメラ目線サービスな白バイ隊員。

彼こそ、私が現役の頃戦いを共にした歴戦のふっきー隊員なのです。
ジムカーナ界では色々な伝説を残しているので、ご存じな方も多いでしょうけど、ご覧ください。
こんなに立派になって…
高校生からの彼を見てきているので、成長した姿に涙が止まりません。

とにかくジムカーナをやっていた時から、わけわからん走りでギャラリーを魅了していた彼が引っ張るアトラクショングループは、異常なペースだったと思います。
さすがの、あの白バイキラーなどらちゃんもてこずっていたのではないかというペースでした。
もう出られなくなった私は、この楽しそうな空間を外から眺めることしかできません…これはとってもツライ。
まあでも、今一緒に走ったらついていけるペースではないので、どうしようもありませんがね!

ちなみに…裏公表しちゃうけれど、午前の体験走行での白バイ見本で、こっそりふっきー隊員のタイムを取っちゃったんだけど…17秒4だったのよね…
あれは速かった。

こんな白バイ隊員に追われたら、逃げられない!!

逃げんなよ

福岡からの参加

今回は、九州地方からフェリーではるばる参加してくださった、福岡からのさとみん選手から、地域を越えまくる参加も印象的でした。
どうやって兵庫県大会の情報を得たのか不明ですが、こんだけ地域を越えた情報を得てわざわざ駆けつけてくれるというのは、とても嬉しいです。
少しお話したところ、福岡県には安全運転大会的な練習会が無いそうです。
それなのに、確か第50回全国大会はチーム優勝していたはずなので、強豪と言わざるを得ません。
今度行われる愛媛のジムカーナ大会には、沖縄から複数の選手が参加されるとか。
全国的な交流は、非常に見どころだと思います。

参加賞も気合入ってた

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兵庫県オリジナルバッヂ…あれ?「STAFF」と書かれてたのに今気づいたけど、みなさんも貰っていたかと思います。みなさんのは「STAFF」って書いてます?
あとは、参加者さんには「LOGOS」のタオルみたいなのも配られてたのではないかと思います。
あれがなんなのかは私たちにはわかりませんが、とりあえず参加賞とお昼ご飯もついてるので、参加費があっても元は取れる…かな?是非とも来年があればチャレンジしてみてください。

ルールくんとマナーちゃんのオリジナルぬいぐるみも展示されていました。
兵庫県安全協会の女性スタッフさんの中に、めちゃくちゃ器用な人がいるらしく、毎回いろんな作品を作ってくれます。商品化は…未定だそうです。

手作りなんだから、それはないでしょう。
この変なぬいぐるみなんでしょうか?って言っちゃってごめんなさいね。

こんなところで言っても伝わらんわ!

また来年があれば…是非

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今年も色んなドラマが展開されました。
審判という立場からも、何かと胸を打たれることが多かった今回。
残念ながら今回で出場が最後って方もいらっしゃいましたが、また何か別の形で関わり合えればなと思います。
今回は準備やら片付けでごちゃごちゃしていたので写真は少な目ですが、参加した方は是非ごらんください。

まあ、来年も呼んで貰えるかどうかの問題があるけどね。

あの準備体操のがアカンだろ…

その時は、選手として参加したらいいんだよ

すぐ身バレして出禁になりますよ…

二輪車安全運転大会

Posted by magamo