【チャレンジ!】クーラント交換&水温計取り付け(VTR250)
水冷のマシンに必ずあるもの
みなさんが乗っている愛車は、どのような冷却方式かご存じでしょうか?
空冷・水冷…油冷!?という方式を耳にします。
中でも水冷がかなりメジャーな方式だと思われますが、この水冷の冷却方式で使われる「水」を交換したことがありますでしょうか…。「オイル交換は欠かしてないけど、水は交換した記憶が無いなぁ…」と案外見過ごされがち。
そこで今回、ウチにやってきたVTR250のクーラント交換が必要だという感じなので、やってみようと思います。
ジクサー250は油冷だから、やんなくてもいいんだよね。
油冷って方式自体がマイナー過ぎて…
ザ・鈴菌!って感じね
効率よくて素晴らしい技術じゃないか。
…なぜか速さに繋げようとしてる人がいるようだが
ついでに水温計も付けちゃおう!
夏場など、ジムカーナ練習には水温管理も大切。
なんせ、猛暑の中1速で引っ張り倒して高回転維持とか日常、そして低速なので風も当たらない。エンジンが冷えるわけがありません。オーバーヒートしてしまったら目も当てられません。
警告ランプしか点灯しないVTR250だと、おおごとになってしまってから気付くパターンとなります。
必死になっていると、そのランプすら確認できず、気づくことすらないパターンも考えられるので、取り付けられるのであればやってみたいと思います。
ハイグレードなのに手を出したわね…
リチウム電池で動き、フラッシュライトではない少し安い廉価版もあるよ
200えんくらいしか変わらないね…
今セールなのよ。買うなら今!!(しらんけど)
ボタン電池で動くので、電源を取らなくても良くて配線とか考えなくていいのがEZ(イージー)ですね
必要なもの
水とジョッキ
水とジョッキ
あればね…VTR250はめんどくさいところに注入口があるから、あった方がいいわよ
シリンジー
逆注射器。
これも、あれば。
予備タンクから根こそぎ古いのを吸うため。
クーラント
ガチガチで競技に使用する…以外なら、普通の売ってるやつでいいと思う。
混ぜて作るのもあるけど、最初から混合して作ってあるやつだとカンタン。
廃棄
オイルパックリ??
良くないものなので、そのまま排水溝にジャー…だといけない。
一応オイルパックリも水を吸って処分できるので使う。
桶
うわ、きったな…
オイル交換で使っているやつだからね…
ぶちまけると思うから、保険として大きいのを用意しておくといいわよ
センサーとワッシャ
ラジエターホースに噛ませるセンサーを使うわよ。
あと、ラジエタードレンのワッシャーも。
太さはバイクによって違うから調べてね
VTR250はφ18だよ
かまし板
なぜかめちゃ重要!
(車種による)
まあその…後述ってことですね。
あとは工具など
特殊な工具はいらないわよ…
まず、水を抜きます
キングオブサンリオも、ひどい扱いされてるよね…
ただ、このシナモがあるのと無いのとでは、大きく違う。
非常に貢献しているパーツだと思うわ。
引退させてあげて、新しいのにしませんか?
シートを外します
シートを外すだけで、リアカウルまで一緒に取れてここまですっぱだか!
これはさすがHONDA。軽量化に妥協が無いわね。
タンクを持ち上げます(外さない)
タンクを持ち上げた状態にしてね。
後でこの状態でエンジンを掛けないといけないので、外さないで
ここで登場!かまし板!!
このラジエターキャップが見える状態で維持できるよう、かまし板などを挟んで持ち上げ状態を作りましょう。
持ち上げ状態を作る際、この2本のチューブが外れていないかを、よく確認しておいてね。
ガソリンが供給できなくなって、エンジンが止まっちゃうわよ。
結構ラクに外れちゃうので気を付けて
水を抜きましょう
ここのドレンボルトを緩めて…
あれ?ちっとも出てこない…
まだ、圧が掛かっているからね。
キャップを取る
ラジエターキャップを外しましょう。
かなり硬いかと思うから、頑張って!
えいっ!…て、そうでもなかったよ。
なんて握力だ…
おお!ドバドバと出てきた…けど。。。
ピンク色だからHINOっぽい…
こんだけしか入ってないものなの??
いやこれは…
これはさすがに少ない…過酷な走りで蒸発しまくったとか…
とりあえず、これで水抜きは完了です。
予備タンクからシリンジーで抜き取る…んだけど
無いね
放置期間が長かったからか、かなりやばかったな。
とりあえず、ドレンボルトを仮止めしておきます。
ここではまだ本締めしない(うがいをするため)
水温計の取り付け
クーラント液交換だけの場合は、この項目はカットしてね
ホース部にジョイントしなきゃいけないので、水はあらかじめ抜かなきゃいけないんだな
ジョイントのはめ込み
どれくらい切除するか、印をつけておきましょう。
なんか緊張するわー
魔剣エクスキャリパー!!
まあ、相手はゴムなのでそこまで力を入れなくても大丈夫です。
切除完了!
さっそくはめ込もう!!えいっ!!
だめだめ!やると思った…
せっかちさんね。
これを先に入れとかないとだめだろーが
どわーっ!っと…
ネジを締めて終了!っと
あんづはカンタンに言ってるが、このネジめちゃくちゃ硬いので頑張ってな。
水温計の取り付け(配線)
なんかもう、すんごいごちゃごちゃしてるけど、プラス端子とマイナス端子を間違わないでね。
プラス配線から出てる、茶色のアクセサリー配線を、ACCの配線に割り込ませます。
すでにタコメーターが取り付けられているから、それに便乗しとこ…
この辺は、よく取説を読んでうまくやってな。
廉価版のEZだと、ボタン電池で動くので、この作業は必要ありません。
キーオンで動作確認!動いたね!バッチリ。
うがい(ウォーターポンプ内のお掃除)
水を入れて、ぐるぐる循環させましょう。
尿結石の予防みたいだね!
かなりキツイ表現だが…そんな感じだな
脂っこいものの食べ過ぎや、お酒の飲みすぎには注意しましょうね
ちゃんとドレンが締まっているかチェックしてね。でないと…
どばどばー
エンジンを掛けて、しばらく放置してね
ここで水温計のチェックもできるね。
ちゃんと動いてる!!
エア抜き(予行演習)
エンジンを掛けると、キャップ部分まで注いだ水が吸われて行きます。
しばらくすると、ボコボコと泡が出ていくので、さらに水をゆっくりと付き足していきます。
キャップ部ギリギリまで注いで、泡が出ずに弱い噴水のようにゆらゆらと噴くような動きになったらオッケーです。エンジンを一度切ると、水面が吸われて下がる。もう一度エンジンを掛けたらまた水面が上がってきます。
キャップ内で収まればオッケー。溢れたらエヌジー。水なので安心して練習できます。
なんとなーく見えてくる。
これが、開けるな注意!のバルブ注意書きの正体なのね。
クルマの教習で習った気がする。
エンジン掛けてるときにこのバルブを開けるなって。
この圧で押された、熱くなったクーラントがぷっしゃー!!!
大やけどですね
うがい終了
うがいが終わったら、クーラント水抜きと同じ手順で水を抜きましょう。
うわーっちっち!!まだ54℃くらいだったよ!?
そりゃそうだ!あっつーいお風呂でも40℃くらいなんだから、50℃超えなんて相当熱いに決まってる!
そう考えると、ダチョウさんの上島さんが「押すなよ!押すなよ!」ってされてたネタは、本当に怖かったんでしょうね…。
火傷には十分注意してくださいね。
ここで、ドレンボルトを本締めしましょう。
新しいクーラント液の追加
いよいよクーラント液を入れていきましょう。
やり方は、さきほどのうがいと変わらない。
うがいは予行演習だね!
ゆらゆら~と、このように満タン付近で見られたら、キャップを閉じて終了。
ジョイント部や、各水回り部分からの漏れが無いか、しっかりチェックしてね。
オイルと違ってサラサラなので、滲むとか通り越してソッコーで漏れは見つけられると思います。
予備タンクにも入れる
予備タンクにも入れましょう…入れすぎちゃった。
うまく計って、上手に補給してくださいね。
タンク、シートを元通りにして終了。お疲れ様!
クーラントぶちまけてしまった場合は、後片付けが大変です…
珍しく、意外とすんなりといっちゃったわね。。。
まあ、トラブルがある方がカフェパイロンっぽいけど、たまにはいいだろ…
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