【ゲーム】ポートピア連続殺人事件
第4回:ポートピア連続殺人事件
メーカー:エニックス
ジャンル:推理アドベンチャー
年代 :1984年
ハード:ファミリーコンピューター
ついにあの不朽の名作「ポートピア連続殺人事件」が登場。まず、このゲームの特徴は「略せない」
ゲームタイトルって結構略すことが多いです。(関西だからかな?)
名作になればなるほどお茶の間に登場することが多くなるから、会話でも略して話すと楽。
ドラゴンクエストは「ドラクエ」。ファイナルファンタジーは「ファイファン(エフエフ)」など。
「ポートピア連続殺人事件」…「ポーピー?」「連殺?」「ポ連?」
みなさんはどう略していました?
ともかくこのゲームが登場したのはMAGAMOが小学生の頃でした。
当然、命の重み、借金が絡み自殺、すもとなんて判りません。
当時MAGAMOはしんかいちのヌード劇場には「やす」だけしか入れないのに腹を立てたりとか、
「ゆきこ」の服が取りたくて取りたくて仕方がなかったとか
「ぱる」のビンを割りまくったりとかしょーもないことしか見てません。(後述)
とにかくこのお話、地元である「神戸」を舞台にしているということを最近知ったばかり。
そんな「じもてぃー」テイスト満点なゲームは紹介しなければならない!
「これはほうってはおけませんな。」と黄門様も乗り気マンマン!
というわけで「ポートピア連続殺人事件」のはじまりはじまり。
- MAGAMEレビュー
このゲームの舞台は先述のとおり「神戸」です。MAGAMOが今住んでいる地元なんです。
場所は「はなくまちょう」からスタートします。ここで「ローンやまきん社長」やまかわこうぞうが何者かに殺された。
犯人を捜査するのが目的です。相棒「まの やすひろ」(通称:ヤス)と共に事件を解決しよう!
ヤスからプレイヤーはボスと呼ばれることになります。
ヤス:さあ、どうしましょう!ボス!
いきなり花隈のわけわからんところに放り出されるヤス&ボス。とりあえず私は…
なにかしらべろ→むしめがね
←定番ですな。
するとヤス。
ヤス:むしめがねで太陽を見てはだめだって学校でならったでしょう!!
まるで常識人のような突っ込みをする。つまらん。私ならこう答えるだろう。
関西ボス:ヤスよ。ここをどこやと思ってんねん。関西やで?せっかくオイシイ振りしたっとんやからボケんかいや!
ところがまじめそうなヤス。こんなお茶目な事をしてくれたりします。
なにかとれ→どうろ
ヤス:うんしょ、うんしょ。重くて取れません。
どこまで本気なのか馬鹿にしているのかわかりません。ちょっとカワイイので30点。
関西ヤス:穴掘りドリルどっから借りてきたらええやろ?小林んとこに頼んだ方がええかな?とりあえずボス。どの辺を取っときましょ?
どうせならこれくらいボケてくれ。
ところがこの作品、関西が舞台なのに関西弁を話す人間がひとりしかいません
ある人物をゆすると知らねぇっていってるだろ!
これはどういうことか?もしも神戸の街を歩いてる8割の人が標準語を話していたら
あれ?ここは関東だったかな?と思うか異世界に迷い込んだかな?と思うか
ついにこの世の終わりがやってきたか。
とにかく凄いことだと思います。MAGAMOが出張で東京に行って電車に乗った時なんか
変質者と思われるのが怖くて道をたずねることができなかった。
そのくらい関西弁と関東弁は異なります。
イントネーションが確実に違うので、関西人が関東弁、または逆を話すと不自然がられます(上手い人は綺麗に話すけどね)
文字にすると、あきらかにガラが悪くなる。っていうかふざけてる風にしか聞こえない!
これだ!
当然製作者は東京人であろう。しかもミステリアスなシナリオで真面目に展開させようとしてるのに
関西弁で人が死んどる!!とか、この日の午後9時~17時までなにしとったんや?嫌です。
一気にお笑いお茶の間劇場に転落です。オチを付けなければ許されない世界になります。
ドラマ化したらボス役にドンド○ドンのグッサン、ヤス役がキング○ングのサルの方。
こみや役には江頭2:○0分死に役のかわむらには最近元気ない○ー大柴
当然おこいには上○恵美子を文句無しに起用。
さしずめヒロインのふみえ役に北陽の背が高くてかわいい方!
こんなミラクルキャストが神戸港町で大暴れしてくれます。
ボスは捜査の途中なのに新開地の競艇場外券場に消えて、
ヤスは新開地のス○リ○プ劇場に入ったらまず帰ってこないであろう。
こみやを吐かそうと「たたく」と逆ギレして襲い掛かってくるだけでなくものまで申される。
死体のはずのかわむらはどうせ我慢できずに動くだろうし
おこいをそうさほんぶに読んだら最後エンドレスなトークを聞かされる羽目になり
ふみえは真面目にえいかいわのレッスン。
嫌ですか?僕はちょっと見てみたいですが。
それに制作費の主となるギャラは安いし。
サ○テレビか京○テレビあたりにやってもらいたいです。どうせ視聴率悪いけど。
(フォローしときますが、ボロカスに言った先の有名人の方々は大好きですよ)
あなたの心の中のキャストは誰ですか?
だめだ…紹介してるのに知らない人をおいてけぼりにしてしまった、ごめんなさい。切腹!
とにかく関西を舞台に選んだのがそもそもへんてこりんな構成になっているのであって
製作者には罪はないね♪(次回作では北海道にいっちゃってるし…)
これをプレーすると関東の人も安心して神戸にやってくるけど、現実にびっくりして帰っているであろう。
ちなみにリンクしているirukaは、正真正銘の東京出身。幼い頃に本作品に出会っている。
「しんかいち」「すもと」という地名は架空の地名だと思っていたそうだ。
特に「しんかいち」はヌード劇場が沢山存在するいかがわしい街と思っていた。
ほら!勘違いする人が出たじゃないか。どないすんねん。
あの気品ある私鉄「阪急電車」の終点を見ていかがわしい街に向かうんだなと思った人が
何人くらいいるだろう?当然MAGAMOもその一人でしたが…。
だから実際行ったっちゅうねん!確かめに!(ヌード劇場見に行ったのではないよ)
どんなところかは後述、用語辞典にて説明いたします。
- 実際のところどうなの?
現時点で20代~30代の方でこの作品を知らない人は少ないと思います。それだけ知名度が高いゲームです。
このゲームをやったことがなくても、犯人は誰だかわかっている人も少なくないと思います(笑)
当時、このような推理物は極めて珍しく、ゲーム内容、バランス、どれをとっても名作に恥じない作りでした。
シナリオを手がけたのは、あの「ドラゴンクエスト」で有名な「堀井雄二」さん。
小学生だった当時は、クリアするためのコマンドの順番を覚えて「クリアだ!」って喜んでいたものでしたが、
大人になってから、改めてシナリオを味わいながらプレイすると、結構関心できる部分も多く、
「それで殺人が起こったんかぁ」って納得して、最後のシーンではちょっと感極まってしまいました。
ドラマにしたら最高だと思います。(キャストによりますがね)
そんなシリアスな話の中に、ちょこっとした笑いがあったりと、抜け目がありません。
推理小説が好きな方なら、かなり楽しめるかと思います。
音楽が全く無いのも、逆にドキドキ感があり、殺人現場や地下迷宮は部屋を暗くしてプレイできませんでした。
リアルな映像、立体的描写なマルチメディア時代である現在のゲーム環境に慣れてしまったプレイヤー達に受け入れられるかどうかわかりませんが、
今には無い、独特の雰囲気を味わうことができます。是非ともプレイしてみてはいかがでしょうか?
(ただし妙にプレミアが付いて結構な額で売っています。平均:1800円)
次のページでは、実に涙ぐましい無駄な努力の結晶が詰まってるわよ。
まさに「無駄な時間」
今とはだいぶ異なった神戸のことを詳しく知ることができるわ。
本作品を知っている人は、どれだけわかるかな?
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