【レポート】第一回月の輪カップ!に出場してきました
月の輪カップとは?
月の輪自動車教習所にて行われている、ワンデースクールイベントから新しく誕生した検定形式のイベント。
いつもの練習の成果を発揮し、実力を確認できる機会となるので、腕試しとして楽しめます。
詳しい内容などは、こちらで紹介させていただいております!
2023年5月16日(火)ですが…
少し早めに行き、会場となる月の輪自動車教習所を通り過ぎて、いつものなか卯で卵かけご飯定食を食べます。
これがなぜかめちゃくちゃ美味しく感じる朝。
周囲はまさに通勤・通学時間帯で、学生が歩き回り通勤ライダーがすり抜けまくる、渋滞真っただ中な慌ただしい空気の中、別格に感じられる休日のひと時なのです。
いつもと逆の立場となれる特別な瞬間であります。
混雑時間帯が過ぎているのか、いつもガラガラです。
まだ五月中旬というのに、天気は快晴でめちゃくちゃ暑かったです。
まさに天候に恵まれた最高のコンディションで挑むことができました。
お天気の神様に感謝です。
参加者さんも平日に関わらず48名もの大人数での開催となりました。
参加者の層は幅広い
今回参加された選手層はとても広く、初心者から成長した腕試しで来たライダーや常連さん、安全運転大会の全国大会優勝者や県代表、そして他教習所からのプロの教官さんなど、実に幅広いレベルでかなり興味深い内容になりました。
さすがは全国的に有名なハイレベル教習所です。教官さんの中でも月の輪自動車教習所はとんでもない教習所らしく、教官のレベルは非常に高く、高校野球でいう大阪桐蔭と呼ばれるほどだそうです。
ジクサー仲間のソリパンさんも来られていました。
まだ免許を取得して間もない感じなのに、このような検定方式のイベントに挑戦するなんて、かっこいいと思います。
前回の記事で、ハイレベルな教習所のイベントなので、とんでもない猛者ばかりが集う検定イベントになる…なんて予想しておりましたが、そのようなことはなく敷居も比較的低く、それでいてプロも混ざるどんなライダーでも参加できる、親しみが持てるような検定イベントであるイメージが強いです。
みなさん、スキルアップの意識が高い!!
受け付け(8:30~)
本部で受け付けを済ませると、コース図をもらえます。
既に全コースが設置されているので、自由にコース内を見学することができます。
つまり、早く来た方がじっくりと観察できるってことですね!
パイロンスラローム
教習所でもあった、直線スラロームを含めた、往復セクションが存在する特殊なコース。
パイロン幅は4.5mで、パイロンの大きさは70cmを使用しているため、かなり窮屈な難しさがあります。見かけ以上に狭く、実際走ってみるとアクセルを開けられませんでした。
最初右進入のため、安全運転大会慣れしてる人には少し違和感があるかも知れませんね。
実際走ってるところです。
意外と奥のオープンセクションが非常に大きく、ターンがタイト。
この辺りの処理で結構タイムが変わってくるのではないかと感じました。
とにかく直スラの数が多く…しんどい。
一日中やってたら、立派な筋トレになります。痩せられますよ!
そしてこの模範の走り…和田山S教官の頭の位置に注目してください。
まったく軸がずれてません!
めちゃくちゃキレイで憧れの走りです…
どうやっているのか、気になるところですよね…。
和田山ステップアップスクールに参加して、聞き出しましょう。
自分のバイクを持ち込んで参加する場合は、ノーマルマフラー限定です。
コーススラローム
いつものワンデースクールでトレイン走行をやっているコースの延長みたいなものです。
でも、少しだけいつもと違うので、しっかりと覚えましょう。
ジムカーナコースとは異なり、回転や旋回、同じ場所に戻るなどの複雑な設定は一切無く、マーカーでサーキットのように区切られているので、ミスコースはほぼ無いと思います。
コースの設定も大回りでクリアできるように設定されているので、高度な技術は一切求められていません。
逆に速度が載るので、アクセルワークとブレーキングの技術で差が出るのではないかという印象でした。
パイロンの設置が比較的易しめなので、ジムカーナライダーが見ると、あちこちにズルができる「いらないパイロン」が設置されています。
初心者でも十分に走り抜けられる、実に易しくてタイムを削るには多少無理して直線を作る…といったような、ちょっぴり隠れた難しさがあるコースです。
実際走っているところです。
とても広く、ラインが規制されることのない、実にオープンなスラロームコース。
特に難しい技術を要求されないので、いかにアクセルオンを早くして速度を載せられるかがポイントではないかという印象。
とにかく、走ってて「楽しい」コース。
模範走行は和田山のS教官のライバル的存在である、AドラのT田教官。
二方とも自分との闘いだと言いながらもバッチバチな対抗意識で、見ているこちらがワクワクさせられました。
普段の教習所では見られない、二輪教官のガチな走りを見られるというのも貴重なイベントかも知れません。
遅乗り
遅乗りに関しては、コース図を渡されません。
いつものことだからわかってるだろ!!と言わんばかりの、名物競技だからです。
それに、コースなんて6平方メートルのボックスなので、もはや説明の余地は無いと思います。
この競技に関しては、用意されているCB400SF(教習車)を使用します。
いつもの団体戦も兼ねているので、チーム一丸となって頑張りましょう。
実際の走りです。
この狭いエリアでタイムを競います。
非常に難しく、2秒、3秒ほどいければ一般超えというびっくり競技。
4秒達成できれば、称号が得られます。
「たった4秒で?」…そういうなら、是非ともやってみてください。ムズイです。
動画はジクサー仲間のソリパンさん。
まだ免許取得して1年足らず。
1年足らずでここまでやれてるので、末恐ろしいレベルですよ…。
1.パイロンスラローム
コースの確認が終わったら、4グループに分けられたグループで順番に競技を行っていきます。
予め主催者側でチームは決められており、このグループをそのまま遅乗りチーム戦として扱う感じになります。
1グループ12名ほどで構成、ゼッケンの小さい方から初心者クラスという構成になっており、いつもの色分けとは異なります。
選ばれたグループから、練習→本番という形でコースインしていきます。
参加者のレベルは様々ですが…明らかにカタギとは異なる、動きの違う選手が混ざっています…。
ただ、競い合う大会ではありませんので、他選手との差は気にしなくていいです…が、ここまでキレイだと気になりますね。同じ土俵で戦わせてもらっていいのかという不安はありますが、本当に気にする必要はありません。
いつものワンデーのノリで良いのです。
もう一方の余っているグループは、パイロンの監視役とギャラリーとして待機する形となります。
後のグループの方が、少し気楽ではありますね。
競技開始
ある程度ウォーミングアップが終わると、ゼッケン順にスタートラインに呼ばれて行きます。
一番最初のライダーです。初開催となる大会形式で初出走となるわけですから、緊張しますよね。
そして比較的ギャラリー多めで注目もされるので、いつもと違う雰囲気に少し緊張します。
ただ、大会形式ではあっても、意外といつもの和気あいあいとした雰囲気は、あまり変わっていない感じだったので、お気軽感はとても大きい印象です。
ただし、チャンスは一度だけ!
やり直し無しの一発勝負になります。
試走はありません。
一発勝負はやっぱり緊張しますが、ワクワクしますね!
気合入りすぎて、身体に力が入りすぎてしまいました…。
直線スラロームのアクセルワークと振り返しのタイミングがバラバラです。
やはり本番になるとうまくいかないものです…
タイムは25.031…あと0.031秒で24秒台だったのに!!もったいない
タラレバ定食ねぇ…
直線スラロームでスピード上げようと力み過ぎてる。
奥のアケアケポイントで小さく回って取り返してる感じはあるけど…
直線スラロームはリズムが大切よ。
まさに模範です。
リズムよくバイクを寝かし、バイクだけを運動させながら気持ちよさそうに駆けていきます。
リッターバイクなのに軽そうに操れるのは、ライテクのなせる業です。
とっても気持ちよさそうです。
このようにプロの走りも見られるので、月の輪カップはかなり美味しいイベントだと思います。
2.コーススラローム
コーススラロームも同じくグループの順番で行われます。
こちらは一度まとめて試走っぽくコースを並んで、一度だけ走らせてもらえます。(グループで)
コースはサーキットのようにしっかりとマーカーで区切られていますので、ミスコースはしにくいと思います。
かなり気持ちの良いコースですよ。
ウォーミングアップコースも準備されています。
競技開始
いよいよ最初のグループが始まります。
気持ちいいくらいの開けっぷり、大型バイクも楽しく走れるコースになっています。
ジムカーナのような複雑なセクションや回転などは無いので、基本的に誰でもあまり考えなくても走りきることができる初心者向けなレイアウトになっていました。
とにかく開けるとこは開けて、曲がるとこは曲がる…という普通な走法になりました。
細かく決める部分が奥の頂点部分だけなので、恐らくこれ以上のタイムアップは難しそうです。
途中レブに当たる部分があって、2速か迷うところです。
タイムは41.975で、スタッフを除いた一番時計だったそうです。
まだまだ知名度の低そうなジクサー、謎の黒いバイクが走るのをどんな風に見られていたのか、気になるところです。
まあまあちゃんと走れてるんじゃないかしら…。
最初から3点ある大きな旋回部分のブレーキングをうまくできれば、もうちょっと行けるんじゃないかしら?
つまり、ブレーキングのツッコミがへたくそなのよ。
8の字もっと練習しなさい
この日のトップタイムです。
なめらかで美しい走り…無駄がありません。
たった一人、40秒台に入っています。
それでも満点にはならないという、実に厳しい基準!!
3.遅乗り
お昼休みを終えたら、最後の課題である遅乗りです。
この課題に関しては、いつものワンデースクールのお昼イベントと同じ形式で行われます。
つまりは、使用マシンはCB400SFとなります。
グループの平均タイムで景品をもらう…という方式も変わらず、ある意味美味しいイベントなので、この形式が変わらなくてよかったと思います。
…でも、個人的にこの課題苦手…
競技開始
…すみません。不甲斐ない成績で。
微妙過ぎる9秒という記録に終わってしまいました。
ちなみに、いつもの段位認定も兼ねていますので、昇格ならず。
昇格するには14秒を超えなければなりません。
…もっと精進してきます。
何をしているのよ。
コツまで教えてもらっていたのに、もっと練習しなさいよ…もうっ!
ちくささん、どれも厳しいなぁ…
そりゃそうだろ…店の看板背負わせて派遣したんだから…。
みなさんは別にそこまで気合入れなくても大丈夫ですよ。
しかし、今回はいつも模範的な走行を見せてくれるUせんせですが…大番狂わせな一面が見られました!
勝った!!…というか、もしかしてわざとかも知れない!!そうか!最初の基準を下げて次を楽しむつもりなんだな!?(さすがにそれは)
弘法も筆の誤り。本番は何が起きるかわかりませんね。
これだから、大会形式は楽しいです。
4.練習
時間を効率よく回せたのか、少し時間が余ったので、スラロームコースとウォーミングアップコースを使って、参加者さんたちに練習の自由時間をくれました。
僕はもう疲れてしまったので走らず、自分のジクサーに乗ってもらって感想を聞いて楽しみました。
恐らく、この間に集計してのちの結果発表に繋げるのかも知れませんね。
5.結果発表~!
涼しい場所で結果発表と成績表が渡されます。
Uせんせにお褒め頂きながら、リザルトを見て一喜一憂!
これが大会形式の醍醐味ですね!
5級でした!
これで大まかな基準がわかった感じです。
もう予想通り、遅乗りが足を引っ張っています。3つの課題の総合平均点から算出されるので、どれもまんべんなく記録を出さなければいけません。
どれも一発勝負なので、難しいですね。
でも、悔しいからまたチャレンジしようという欲も出ますし、月の輪カップ…楽しいです!
基準はなかなか厳しめ…一筋縄ではいかないね。
RPGの防御力だけが低い極振り戦士みたいなステータスだな…
予想していた7級はクリアしたわね…。
遅乗りは予想通りだとして、意外とスラローム競技がんばったみたいね。
ここの基準で8点は高得点だと思うわ。
まあその…仮にもJAGE-B級ですからね…。
段位認定証が貰えます!
5級からカードになる!!これはレアです。
これは記念になります。大切に保管します。ありがとうございました!
なんと!ETCにピッタリサイズ!!
※使えません
なお、全体のリザルトもいただけます。
自分は全体でどれくらいなのか、そして今後はどれくらいを目指そうか…といった目標も立てやすいです。
練習するばかりではなく、時々こういう腕試しのようなイベントを挟むことで、自分の中の大きなイベントにもなるし、目標もできます。
初めての試みとなった月の輪カップ。
ちょっとした緊張感がとっても良かったです。
スタッフさんたちの意見も聞いてみたいところですね!
今回も色々とありがとうございました!
個人的な感想などは、のちにいつもの雑談で語らせてもらうかも知れませんのでよろしくお願いします。
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