【コラム】スバルサンバーをもう一度!

サンバー

貨物サンバーをファミリーカーとして使うのはアリ?

ファミリーカー」と検索してみてください。
表示されるのは、トヨタの最高級ミニバン・アルファードやノアなどの人気ミニバンが目白押しです。
そんな検索結果の中に、軽バンの姿は微塵にもありません。軽バンをファミリーカーに使うなんて、一般人から見たらバカにされそうです。
…でも、それも前述のカタログ値やブランドに振り回されてはいけないのと同じで、軽バンにはファミリーカーに勝るとも劣らない秘めたる力があるのです。

元々、うちのサンバーは、あるバイクの競技のトランポとして、グレードなどどうでもいいレベルで、とりあえずサンバーがいいというウワサだけで買いました。
その積載性の良さはこれまで語ってきた通りすさまじいもので、トランポとしての役を大満足させてくれる結果を生み出してくれました。
ところが、意外な広さと静粛性、旅行するには十分すぎる積載能力から、家族との外出にたびたび出動するようになり、サンバーの使用頻度が異常に高まったのです。

なかなか広いセカンドシートは、子供の居住空間を満足に満たしているようです。
リクライニングも最大まで可能なため、快適に過ごせているようです。
安価なDVDプレイヤーをそれぞれの座席の前に取り付けて、姉妹別々のDVDを見ながらドライブしたりと、本来家族のお出かけとして出動するはずだった、ダイハツ・タントの存在感を跳ね除けて、ロングドライブにサンバーが居座る結果となってしまったのです
お出かけ時には…
タントは嫌だ、サンバーがいい
と保育園児の娘に言わしめた、貨物のくせに乗用のファミリーカーを一蹴してしまう現実に、驚きを隠せませんでした。

広さを活かし、オリジナルな楽しみ方を…

比較的やっすい投資で車中泊を実現させたりできるのも、この広さがあってこそ。
ショボイ柱と板を組み合わせることで2段ベッドをこしらえて、銀マットや毛布などを活用すれば、このように快適な車中泊をローコストで実現できます。
前述の通り、荷室は2mあるため、身長2m超えな高身長な人でも無い限り、しっかり身体を伸ばして寝ることが可能です。
大人2人、子供2人であれば、これくらいの仕様でガッツリ快適に過ごすことができますよ。
DIYが好きなパパであれば、この広い空間を利用してもっともっと快適なインテリアをデザインできるかと思います。
サンバーの楽しみは無限大です。
先ほどのファミリーカーでの検索で登場したミニバンたちでは、こういったDIYによる自由な設計はかなり困難を極めます(シートを取り外したりしなければならない)そうなると車検も難しくなるし、本来のファミリーカーとしての能力を失ってしまいます。
しかし、軽バンにおいてはセカンドシートが床の下に入って、荷室は完全にフラットとなり、部屋となるためそういった楽しみ方ができるのです。

早すぎた天才…

このアトレーのページを見てください。
今になって、ようやく軽バンの荷室を使って楽しもう!…なんていうコンセプトが始まりました。
商用でダサイという印象な軽バンが、一般人に見直される時代がやってきたように思います。
今のこの時代に、このサンバーがラインナップされていたら…
軍配は一気にサンバーに上がるし、走りも楽しい、特別な存在感をかもしまくりな純なスバルサンバーが、ひときわ輝くに違いありません。

今こそ、サンバーをもう一度復活させるべきなんです!

時代がサンバーを呼んでいる!
乗って楽しい、運んで楽しい、アレンジしてもっと楽しい!仕事も楽しい
一般人に、めちゃくちゃ楽しい軽バン…サンバーがあるんだよという存在を知ってほしいのです。

しかし、現実は残酷である

このサンバーを造り上げてきたスバルが、軽自動車生産から撤退してしまいます。
これを機に、事実上の純なサンバーは惜しまれつつ生産を終了となってしまうのでした。
この圧倒的な積載能力と、個性強すぎるデザイン、走りの楽しさを兼ね備えただけでなく、軽バンのこれからの可能性を持ったかも知れないサンバーは、もう二度と新車として世に送り出されることは無くなってしまったのです。
DIYで工夫して、軽バンを楽しみたいというパパが、ひょっとしたらこのサンバーの存在を知り、中古車市場に求めてやってくる可能性があるかも知れません…。
もう、今のサンバーの中古車が、存在しているサンバーのすべてになってしまうのですから…。

未来のサンバーにかける望み

希望は捨ててはいけない。
きっと、サンバーは近い将来僕らの元に戻ってくる…。

今後の脱炭素による電気自動車化社会が、そう遠くない未来を支配する時がやってきます。
そうなると、エンジンも小型化する技術が可能になり、芸術とも言えたサンバーのRRレイアウトが可能になり、今の広さの規格で立派な軽電気自動車が誕生するかも知れない。
新生サンバーの復活…として、もう一度僕たちの前に戻ってきてほしい!!
農作業をがんばるおじいちゃんやおばあちゃん
純にサンバーの走りを楽しむマニアたち
広く快適な車内に可能性を見るパパ…

みんな、サンバーの復活を待っています。
新しくなった、エレクトロニック・新生サンバーの復活を、いつまでも待っています!

オチが無いわね…

無理にオトす必要も無いだろ…

サンバー

Posted by magamo