【チャレンジ】ジクサー２５０：フロントブレーキキャリパーのお掃除
さて、オイル汚れ大絶賛！だったリアに続いて、今回はフロントブレーキキャリパーの洗浄を行いたいと思います。
果たして、どれくらい汚れているでしょうか！？
https://magamo.biz/2022/01/18/post-5511/
ダブルディスクのブレーキはこちら。
シングルディスクのジクサーは少しカンタンだよ。
こちらでは、シール類の交換もやってるので、フルメンテする場合は参考にしてね。
今回ジクサーの件では、シール類の交換はしません
「どれくらい汚れているか」とか…カテゴリーが変わってきてるぞ
いやー…リアのコレはブーイングの嵐だったものね…
いやほんと…交換してキレイにしたら、めちゃ効くようになったよ。
リアパッドノーマルに戻してもいいかと思う（めちゃ余ってる）
じゃあ、最初の方からリアが効かなかったのは、パッドのせいではなく、オイルのせいだったのか…
じゃあ、フロントはどうかしらねー
フロントブレーキキャリパーの取り外し
ブレーキパッドを外します
①割ピンを抜いて…
②パッドピンを内側に引っ張り出して…
③すると、ブレーキパッドが落ちてくるかも知れないので、手でキャッチしてね。
落っことしちゃうと、ホイールにキズが付いちゃうかも知れないわよ。
キャリパー本体を取り外します
この二つのキャリパーマウンティングボルトを外しましょう。
ここも外しておけば、ホースがさらにフリーになって作業がやりやすくなるわよ
ピストンの取り出し
ブレーキオイルが「だばー」ってなるのを防ぐため、キャリパーを上向きにして…
ブレーキをカチカチ…
めちゃくちゃハイスピードに…
メンテをサボっていると、ピストンの動きが悪くてハイスピードにしなくちゃいけないだけです…。
別にハイスピードにしなくていいですよ。疲れるから。
ピストンが飛び出してくるので、もっと頑張って取れるまで…
…ダメね。
ちゃんとメンテされているブレーキだと、飛び出すまでスムーズに動くんだよ。
抜歯。
イヤな響きだな…
みんなはそうならないように、ちゃんと歯を磨いて予防しような
抜歯のはさみ。あると便利。
あらあら～
コーヒーとまでいかないまでも、濃いめのダージリン…
うげー…
ピストンやキャリパーなどの洗浄
取り出したピストンなどの汚れを取って、ツルツルにしましょう。
今回はダストシールなどの交換はしないわね。
キャリパー側もパーツクリーナーで中身を綺麗にしたりして、清潔にしちゃいましょう。
ピストンはやっぱり真鍮っぽくないね。
塩ビパイプみたいな感じ。
ピストン二つに対して、金具が一個しかなかったんだが…これは仕様か？
ブレーキマスターの中も、油取り紙などで吸い取って綺麗にしてしまいましょう。
古いフルードは髪の毛一本たりとも一滴も残さないわ！
それは無理だろ…
ちなみに、今回のフルードは…
…まあ、リアブレーキの時ほどびっくりするような汚れ方じゃなかったですね。
それでも汚いですけど。
はめ込みと組み立て
納得が行くまで綺麗に洗浄できたら、いよいよ組み立てていきましょう。
ピストンを入れる
まず、ブレーキマスターのフタは開けたままね。
でないと、入らないわよ。
グリスなどを塗って滑りやすくして、垂直にまっすぐ差し込みましょう。
マスターから「ごぼっ」って音がするよ
ブレーキパッドを取り付ける
上向きにして組んだら、組みやすいわよ。
落っことさないでね
キャリパーの取り付け
外したボルトを取り付けてね。
キャリパーマウンティングボルトの締め付けトルクは２６Ｎ・ｍね。
外したものを全部付けてね。
なんか落ちてる…
あれ？なんだろ？この部品…
完。
ブレーキフルードを入れてエア抜き
さあ、綺麗なブレーキオイルを浸透させていきましょうね！
ブレーキマスターにたっくさんオイルを入れたら…
忌々しいエア抜き作業が一瞬で終わる
必殺のエア抜きアイテム！！
詳しくはこちら。
オイルがみるみる減っていく！！
マジでソッコーだな…
１００均のアイテムも、バカにはできませんね…
アタリが出たら…もう一本！
昭和人の条件反射ですね…おねえさん。
ブレーキのアタリが来たら、後は細かいエア抜きをしていきます。
ぽこぽことエアが抜けて、どんどんブレーキのアタリが強くなるのは気持ちいいですよ
しっかりエア抜きできたら、後は各部位をしっかり締めて終了。
おつかれさま。
ブレーキ、めちゃくちゃ効くようになったね
握り始めから効くまでのコントロールもやりやすくなった感じ…
やはり、日ごろからのメンテナンスはとても重要ですね。
みなさんはここまで汚れないように、きちんとメンテナンスしましょうね。