ジクサー250を買おうか悩んでいる人へ
エクステリア
◎形が気に入れば、買い。
これは、どんなバイクでもそうですが、だいたいバイクは形で選ばれると思います。あなたがジクサー250のスタイルそのものがむちゃくちゃ気に入って、さらにはバイク屋で現物を見てイイネ!と脳髄を直撃したのなら、別に悩む事なんてないと思います。いわゆる一目惚れ。幸いジクサーは高級輸入車のようにべらぼうに高くないし、今や手に入らないローソンレプリカとか激レア旧車でもありません。
とんでもなくモンスターパワーを秘めて、扱いがピーキーだとか、輸入車にありがちないきなり正体不明のトラブルで止まってしまうとか、重すぎて取り回しが辛くて、車庫から出すのも面倒すぎてすぐに乗らなくなりバイク王に電話したりするとか、そういうことは無いのがジクサー。比較的軽くて扱いやすく、気軽に乗れる上に安いです。ホントに形が気に入っていれば、これから語る上で登場する短所もすべてひっくるめて好きになるはずなので問題はありません。自分が気に入った車種であれば購入してオッケーだと思います。特にこのジクサーは。
それでも不安だ…と感じた方は、この後も続きをお読みください。
○メーターに必要な情報が詰まってる
今どきのデジタルです。ギアポジションから時計まで付いています。アナログが好きだというレトロ好みにはウケないですが、実用性はとてもよいと思います。ただし電圧計と油温計はありません。夜だと青色になります。デザインは好みが分かれるところですね。
POINT!
イグニッションを回して「GO」と表示されるのは、なかなかかっこいい
○非常に軽い、ストリートファイターなデザイン
とても軽いです。バイクに何を求めるかによりますが、重厚感と重さを求めると失敗します。見かけ以上に軽い。そのため取り回しがラクです。見掛けはいかついやる気いっぱいなストリートファイターデザイン。
賛否両論のマットガード。どうも無理矢理感が強い印象ですが、気に入らなければ外してしまえばいいのです。でもあると雨の日の汚れを結構ガードしてくれるので、実用性はとても良いです。ボルト4本を外すだけでカンタンに外せます。
POINT!
フルカウルのSFとどちらを選ぶかも悩むところだね。
でも、たぶんSFかネイキッドかで悩む人は少なそう。4万円くらい違うよ
▲ポジションは広く、低い
ストリートファイターなデザインにも関わらず、ポジションはハンドルがとても広く、ステップ位置が低い。足があまり曲がらないライポジは、まるでモタードやモトクロスに近いという印象です。教習所のネイキッドマシンに慣れた感じだと、あれ?って思うかも知れません。
POINT!
このポジションは賛否両論あるかも知れないね。
バイク屋さんで股がらせてもらうだけでなく、ステップに足を置かせてもらってね。
×単気筒マシンを期待すると失敗する
ジクサー250は一言でいえば「すごく静かなバイク」です。油冷単気筒というスペックを引っさげていますが、250単気筒のタンタンタン…という、モトクロスやビンテージカフェレーサーのような高振動の乗り味を期待すると失敗します。単気筒というよりも滑らかなツインに近い感じで、静かな原付スクーターを巨大化したようなトトトト…という穏やか過ぎる味付けをしています。
スペック上で注目されている油冷単気筒250ccという個性はあまり感じられません。アドレス125をアクセルオンするような、低振動で物静かな鼓動をします。音もお世辞とも言えず「しょぼい」です。逆に早朝ぶっ飛ばしてくる新聞配達のカブよりも静かだったりするので、早朝通勤でもあまり迷惑を掛けないのが長所かも知れません。それくらい静かです。バイクは静かに乗りたいという少数派向けのバイクかな…
POINT!
イキリキッズは絶対選ばないだろうね。とても静かだよ。
落ち着いたライダー好みと言えそう。若い子はすぐにマフラーを変えそうだね
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